今年の珠光茶会の目玉の一つ、初心者体験をリレーで全流派ご紹介させていただきます。
2月10日は石州流です。石州流は片桐且元という人物から語らなければなりません。彼は豊臣秀吉が織田信長の配下だった長浜城時代に仕えたと言われており、生まれは近江の人です。彼は秀吉が織田信長の後継者争いを制した賤ヶ岳の戦いにて後に言う賤ヶ岳七本槍の一人として活躍した武将です。その弟に片桐貞隆がおり、その貞隆の子、貞昌により始まった流派になります。
彼は普請奉行として知恩院の修復に関わるなど、建築の才能を認められた人でした。茶道は千利休の息子、千道安の門人だった桑山宗仙に師事しました。貞昌の門弟に徳川家光の異母弟である保科正之がいることから、彼の推挙により徳川家の茶道指南役になりました。そこから、江戸期いっぱいは石州流が江戸幕府の茶道として広がります。
石州流の特徴は、石州流の中でも多くの流派に分かれている点です。また、武家茶道と呼ばれ、戦陣でのお茶会のスタイルである「陣立て点前」は昨年の珠光茶会で披露いただき、大好評でした。
さて、石州流の初心者体験は2月10日に行われます。
日時:2016年 2月10日 10時~ 12時~ 14時~
人数:各時間15名ずつ
場所:奈良市音声館
場所:奈良市鳴川町32-1
電話:0742-27-7700
内容:お点前を見学して抹茶を点ててみよう
まずは立礼(椅子)のお点前を見学し、その後、指導の下、抹茶を実際にみなさんに点てていただきます。
2月10日は まだまだ席に余裕があります。
是非、ご参加ください。
場所は奈良町情報館から西へ信号まで歩き、脇戸町の信号を南へ、徒歩5分程度の場所にあります。情報館から7分ぐらいです。
何かお困りの時は奈良町情報館へお電話下さい。
奈良町情報館: 0742-26-8610