今年の珠光茶会の目玉の一つ、初心者体験をリレーで全流派ご紹介させていただきます。
2月11日は表千家です。表千家は千利休の孫、千宗旦の三男江岑宗左が興しました。千宗旦は4人の息子がおり長男宗拙を勘当したため、残りの3名の息子により後の三千家と呼ばれる流派が興ります。
表千家を興した江岑宗左は宗旦の隠居に伴い後継となりました。
宗左は紀州徳川藩主徳川頼宣の招きで紀州徳川家に仕えました。以後、明治時代まで表千家の歴代当主は紀州徳川家の茶頭として仕え200石の禄を受けていました。お家元の建物の門構えは武家使用なのですが、それはここから来ているようです。
宗旦の3人の息子は3名とも茶道を教えると言う点で歴史に名を遺して今に至ります。調べていて思うのは、兄弟、とても仲が良かったのだろうなということです。苦労した親の姿と受け継いだ家業への心意気が伝わってきます。
表千家はまず、宗旦から後継として引き継いだ千利休の茶道の本家ということになると思います。そして、江戸時代の大名の筆頭である紀州徳川家に仕えたことから、その地位は揺るぎないものになったのではないでしょうか。
さて、表千家の初心者体験は2月11日に行われます。
日時:2月11日 10時~ 12時~ 14時~
人数:各時間5名ずつ
場所:奈良市音声館
場所:奈良市鳴川町32-1
電話:0742-27-7700
内容:友人・親子でお茶を
5名限定で友人・親子などで丁寧に薄茶席の説明と実演を見ることが出来ます。
14時のみあと2名の余裕があります。体験は1,000円となっています。
是非、ご参加ください。
場所は奈良町情報館から西へ信号まで歩き、脇戸町の信号を南へ、徒歩5分程度の場所にあります。情報館から7分ぐらいです。
何かお困りの時は奈良町情報館へお電話下さい。
奈良町情報館: 0742-26-8610