珠光茶会 初心者体験に行きました。表千家・裏千家
第三回珠光茶会は2016年2月8日から14日の一週間行われています。
2月11日は表千家と裏千家の初心者体験が開催されました。
表千家 奈良市音声館 2階お茶室 10時・12時・14時の3席各5名。
裏千家 吉川家 10時・12時・14時の3席各10名。
私は先に裏千家を少し覗きに行きました。12時の席の13時ぐらいから参加しました。初心者体験も流派によって違うのですが、お裏さんはやはり人口が多いので、こういった体験はとても慣れられており、すごくスムーズに1.5時間の中で、濃茶・薄茶の体験をこなされていました。さすが裏千家・・
また、知人がたくさん参加してくれました。小笹さん、岡田さんファミリーが参加くださいました。
裏千家は千利休の孫千宗旦の3男、仙叟宗室が隠居した宗旦から今日庵というお茶室を譲り受けたことから始まります。そして、私がとても尊敬している前家元の鵬雲斎宗匠は戦前、特攻隊員だったそうですが、上官が茶道の嗜みのあった方だったそうで、いつまでたっても出撃命令が出なかったそうです。そして終戦を迎え、鵬雲斎宗匠は亡くなった友のためにも日本社会の文化を守って発展していきたいと考えて、茶道振興に力を注がれたそうです。いつか記者会見でその話をされているのをテレビで拝見いたしました。なので、裏千家の先生方は茶道を特に「道」の世界として、教えるという意識が素晴らしいと常々感嘆しています。
表千家の初心者体験は奈良市音声館で開催しました。先生は表千家の林先生です。最期の席に友人の小澤さんがご家族と一緒に参加くださいました。
珠光茶会の醍醐味は7流派が参加する大茶会のため、様々な流派を体験することができます。表千家・裏千家・武者小路千家・遠州流・石州流・藪内流・宗徧流の7流派はそれぞれ作法などが違い、そして確立されているため、とても納得できることが多いです。
その上で、8社寺やならまちの会場があるため、様々な場面で茶道を体験することができます。東大寺・春日大社・西大寺・唐招提寺・薬師寺・大安寺・元興寺・法華寺・そしてならまち会場も20近い各企画会場と、商店の企画も集まっています。
明日、2月12日は奈良町南観光案内所で藪内流の初心者体験が開催されます。これもとてもおすすめです。
ならまち会場の企画を中心に紹介しています。