地域を散策する場合、見やすい地図があるのか、これがとても重要になります。
また、訪れる人のニーズに合った情報なのか、それも重要ですね。
地域活性局では毎年ならまちの散策マップとして奈良町おさんぽガイドMAPを発行しています。
2016年度版を3月1日に発行することができました。今年は日本語版20万部に加えて初めて英語版3万部を発行しました。
英語版に関してはまた紹介します。
奈良町おさんぽガイドMAPは2009年から発行しています。
当初は10万部の発行でしたが、4月末日に発行して、12月ぐらいでなくなってしまいました。
次年度、2010年は思い切って20万部発行しました。
それから、21万部・22万部と部数を増やし、2015年度版は23万部を発行しました。
2015年度版までで139万部を発行しています。ベストセラー 笑
2011年度版は、類似地図が3点ほど県内で確認されたことで、大きさを変えました。
やはり、真似する人が出てきます。
この地図は大手のデザイン会社の子会社のお抱えのデザイナーさんが独立を機に請け負ってくださいました。
それこそ、全国の地図を調べた上で、ならまちに合う企画・サイズまでを提案してくださいました。
そして、1軒1軒、お店を回って広告を募って、地図が出来上がっています。
観光地や商店街では行政の補助金などを利用して地図を発行されていますが、これは完全に民間で作っています。
飲食店・カフェに雑貨店・墨屋さんや和菓子屋さん・宿泊施設も掲載されています。
また、奈良交通さまや奈良大学(私の出身大学)も広告を出してくださっています。
私は全国に視察に行くのですが、必ず地図や出版物は持ち帰るようにしています。そして社内に回覧します。
デザインに気を使っている地域はやはり人に正確に地域の情報を提供できているように思います。
滋賀県長浜の黒壁スクエアは年間50万部の地図を発行しているそうです。1枚の大きなシンプルな地図になります。
黒壁スクエアは長浜市の観光統計では400万人を越える観光客がいるそうです。
ならまちは奈良市の観光統計では約100万人と言われています。
その数字から言うと長浜は400万人で50万部 ならまちは100万人で20万部です。
みなさんの地域の観光統計もあると思いますので、上記の数字も一緒に参考にしてください。