歩きたびに見えてくる京都の魅力。
私は京都を歩くたびに、何か見つけて携帯で撮影しています。
今回は祇園の取引先に挨拶と会食で訪れました。
その帰りに地下鉄の四条烏丸まで歩きました。
四条通をあるいていて、見つけてました。
佐賀鍋島藩の京都藩邸跡の石碑です。
平成3年2月。京都佐賀県人会建之と書かれています。
幕末の佐賀藩は京都の政治情勢からは一歩引いていたと言われており、何か活躍した人の話などは残っていないですね。
佐賀藩では江藤新平が脱藩し京都に向いますが、その後、佐賀藩に戻って罪に服しました。
彼が活躍するのは明治になって、政府からお達しがあってからです。
佐賀県知事香月熊雄書と書いています。
どんな人だったのか。
調べると吉野ヶ里遺跡の保存にも力を入れた方らしいです。
こんな時、鍋島家の当主の書が多いのですが、今回は県知事だったんですね。
幕末の佐賀藩は藩主鍋島直正のもとに軍隊の様式化を進めると共に、自国での兵器の製造にも力を入れました。
イギリス開発のアームストロング砲を開発したり、
蒸気船を見て、すかさず造る技術もありました。
ちなみに蒸気船建造の機械設計は後に東京芝浦製作所(東芝)を作った田中久重だったそうです。
からくり儀右衛門の名前で著名な方で、東洋のエジソンと言われています。
京都を歩くと歴史の舞台跡が史跡になっていることが多いです。
奈良から見ると、奈良時代までは優れているのですが、やはり、平安以降は京都に譲るような雰囲気があります。
京都市内の大抵の大きな建物は昔、江戸期に大名の藩邸だったところなどが多いです。
石碑などやいわれが書いてある看板なども見かけます。
源義経の館跡から大名の藩邸跡まで、まちかどに歴史の軌跡があることが京都観光の魅力ですね。
四条河原界隈には多くの藩邸跡の石碑があります。お勧めです。伏見にも多いですよ。