牛に惹かれて善光寺参り。
関東ではよく聞く言葉です。
昨日はまさにそのような感じで路面電車に揺られて住吉参りでした。
阪堺線の紹介を忘れていたので、軽く紹介します。
阪堺線とは大阪と堺を結ぶ路面電車になります。
途中には多くの歴史スポットが存在します。
阪堺線(恵比須町から我孫子道)では秀吉縁の天下茶屋や天神ノ森があります。
上町線(天王寺から住吉まで)では安倍清明神社や阿倍野神社があります。
安倍清明は陰陽師ですね。
ドラマなどにもなって一時期脚光を浴びていました。
阿倍野神社は南北朝の英雄・北畠顕家とその父親房を祀っています。
まだ行った事はありませんが、私の訪ねたい歴史スポットです。
そして、二つの線が住吉大社で合流します。
我孫子道を過ぎることに大和川を通って堺市に入ります。
堺市は鉄砲鍛冶の町ですね。
千利休や与謝野晶子の出身地でもあります。
そして堺市の南限である浜寺まで続いています。
堺市も一度、ゆっくり歩いて見たいなと思います。
そして、住吉大社についてです。
この神社は大坂の神社として最も著名な神社であるといえます。
また、海の神様つまり海神として著名です。
昔は海を利用して商売をする船関係の業界から多大なる支持を得ていた神社です。
無論、今でも海運や貿易業にとっても神様といえば、住吉大社や金毘羅宮などでしょう。
住吉大社は旧摂津国の一宮でした。一宮というのはその地域で最も古い神社といえるでしょう。
それが摂津・河内・和泉の3か国が合併し、大阪になった時にすかさず、大阪の氏神神社と呼称されました。
私は11年か12年前に、一度、初詣に行ったことがあります。それはすごい人出でした。
太宰府天満宮は九州で最も多い初詣スポットですが、大阪では住吉大社が一番多いでしょう。
昔は神社の鳥居より西側は海だったそうです。
そしてこの界隈はサツマイモ畑が広がっていたそうですね。
幕末の薩摩藩の屋敷がこの界隈にあったそうです。
そのサツマイモをお菓子にしているお店があります。
住吉大社には日本の海運・貿易を担ってきた軌跡ともいえる多くの灯籠が寄進されています。
それも次回、紹介します。地域のことが見えてきます。
大阪の下町を路面電車で揺られて行けば、海運の町大阪を守ってきた住吉大社があります。
是非、一度、訪ねてみてください。