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喜光寺で開催された蕎麦の会に行きました。

地域 地域活性局 奈良

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喜光寺というお寺が奈良にあります。

大阪から阪神高速・第二阪奈に乗って奈良の宝来インターで降りると、その道はそのまま大宮通となり、東大寺の方まで一直線の道となっています。

その道を宝来インターから降りて東に進むとすぐに北側に小さなお寺があります。

そのお寺を喜光寺といいます。

このお寺は行基が建立したと伝わる由緒正しいお寺です。

近年、とても衰退していたのですが、薬師寺の山田法胤管長主導による復興活動が進み、近鉄の協力などもあったそうで、2010年、無事に山門が建立され、本殿の裏には写経場やお茶室も設置された事務所が建てられています。

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1,945年、敗戦で迎えた戦後の日本社会。

65年の後に、行基の建立したお寺が再興されています。

経済が文化を再興するには一定の時間が必要なんですね。

ちなみに昨年、琳派400年でした。

1614年の大坂の陣後に家康から本阿弥光悦が鷹峯の土地を拝領します。

それが文化として隆盛を迎えるのは1688年頃の元禄文化からですね。

74年かかっていることを考えると、昨今の平和と文化の関係を考えてしまいます。

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さて、今回は喜光寺でお蕎麦の会が行われました。

喜光寺は檀家を持たないお寺のため、定期的に人を集める努力をされています。

薬師寺縁の方が集まって蕎麦の会をしようということで4回目だそうです。
山田法胤管長は岐阜県生まれです。

若い頃から信州の学校に説法に行っていたそうです。

電車賃だけをいただき、寝泊りは学校の先生宅だったそうです。

その縁で信州の元教師の方々中心に蕎麦をうってくださいます。

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薬師寺では食事の前に五観の偈と六方礼拝を唱えます。

素敵な言葉ですね。

そしてそばをいただきました。

写真が悪くて済みません・・。

信州産の山菜の天麩羅と南信州日義・本山地区のお蕎麦をいただきました。

私が山田法胤管長に知遇を得たのは珠光茶会の会議でした。

それ以降、様々な場所で交流させていただいています。

また、今回は珠光茶会参加の各流派の方と参加でした。

各流派の方は流派内では交流があっても、流派を出て他流派との交流というのはあまりありません。

そこで懇親も兼ねて2か月に1度、食事会を行っています。

来年は各流派の初釜に揃って行きましょうという話が出ています・・・。

さて、喜光寺には弁財天が祀られています。

小さな池のほとりにあります。

弁財天は芸能の神様ですね。

最近は弁財天を祀っている神社やお寺に気付くようになりました。

お寺や神社にも神仏という主題があり、各神仏によってご利益が違うというのが面白いですね。

奈良の古いお寺も少しずつ復興が進んでいます。

奈良にお越しの際にはぜひ、喜光寺にもお立ち寄りください。

近鉄大和西大寺駅からタクシーで5分です。

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