島根県。
島根県は観光地として名高い観光スポットが多いおすすめの旅行地です。
そんな島根観光の穴場としておすすめなのがたたら製鉄の歴史です。
島根県を代表する歴史の産業奥出雲町のたたら製鉄の絲原記念館の圧巻の屏風の作者を紹介します。
島根県の県庁所在地は松江市
島根県は出雲・石見の両国が合併して設置された県です。
県庁所在地はかつて出雲松江藩の城下町だった松江市におかれています。
奥出雲地域では主に奥出雲地域でたたら製鉄が盛んでした。
奥出雲地域は松江から40km南下した中国山地にあります。
奥出雲地域では江戸時代たたら製鉄が盛んでした。
奥出雲地域でたたら製鉄を行い、松江の港から出荷します。
たたら製鉄を担った御三家
江戸中期にはたたら製鐵を担う御三家と呼ばれる製造業者が存在します。
御三家とは田部・絲原・櫻井と呼ばれる家です。
この御三家は江戸初期にはたたら製鉄を創業していました。
場所はいずれも出雲地方の西南の中国山地の奥深くです。
今回はその奥出雲のたたら御三家のうち、絲原家の絲原記念館を訪ねました。
奥出雲たたら製鉄の見学施設絲原記念館
絲原記念館のパンフレットにたたら製鉄について書いてあります。
「もののけ姫」にも登場した「たたら」は、中央アジアのタタール人が考案したと言われる
砂鉄と木炭を粘土製の炉内で精錬し、銑鉄と鋼を得る古式製鉄法のことです。
全盛期には、松江藩が全国の70%を生産していました。
絲原記念館ではたたら製鉄の紹介展示があります。
内部は撮影禁止です。
展示内容は30年前ぐらいに編集された雰囲気でした。
しかし、それでもよく内容が伝わってくる展示でした。
絲原記念館の屏風は圧巻!長澤芦雪の芭蕉図
こういった功業を成した家には多くの芸術作品があります。
私の心に残ったのは、襖絵です。
長沢蘆雪の芭蕉図が展示されていました。
蘆雪はダイナミックな画風で奇想の絵師と呼ばれています。
蘆雪は司馬遼太郎さんの短編「蘆雪を殺す」の主人公です。
それからこの絲原記念館は展示館の他にも庭園なども見学できます。
なんと見学できる庭まで含めると1187㎡もあります。
もはや個人宅の領域を超えています。
しかし、昔はここでたたら製鉄を行っていたそうです。
奥出雲たたら製鉄御三家の一家絲原家
奥出雲たたら製鉄御三家の絲原家。
江戸時代には松江藩の鉄師頭取を勤めていたそうです。
簡単にいうと鉄を松江藩に収めていたのでしょう。
ちなみに御三家のひとつ、櫻井家は従業員1000人を越えていたそうです。
なので、絲原家にも同じぐらいの従業員がいたでしょう。
絲原記念館は産業観光のスポット
産業観光のジャンルになる絲原記念館。
島根が鉄の国として名を馳せた地域なので、ここは奥出雲の観光スポットでしょう。
奥出雲町観光の際にはぜひ、訪ねてみてください。
絲原記念館・絲原家事務所
〒699-2823
島根県仁多郡奥出雲町856
電話番号 0854-52-0151