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久留米の諏訪神社を訪ねました。不思議なご縁の連続

福岡

福岡県久留米市。
人口は30万人を少し超えた中核都市。

久留米市にはかつて筑後国国府がおかれていました。
つまり、地域で最も古く切り開かれた歴史があります。

その筑後国久留米には著名な最古の神社として高良大社があります。
そして、その次に古いと言われているのが諏訪野町の諏訪神社です。

不思議なご縁の連続。

久留米市の諏訪神社を訪ねました。

 

久留米諏訪神社は猛々しい由緒のある神社

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久留米はかつて、古代戦闘集団と呼ばれた久米族の出身地という伝説があります。

また、戦前は陸軍最強と呼ばれた久留米師団が存在していました。
http://tadaakifujimaru.com/2017/04/19/post-1680/

そんな猛々しい地域の核となっていた神社があります。
久留米市諏訪野町。そこに諏訪神社は存在します。

 

諏訪神社の御祭神は建御名方命で大国主の子供神

諏訪神社といえば、長野ですね。
諏訪湖湖畔にある4つの社を総称して諏訪大社と呼ばれています。

諏訪神社(大社ではない)は長崎にもあり、また三重県四日市にも諏訪神社は存在します。
諏訪神社の御祭神は基本的には建御名方命。

読み方は・たけみなかたのみこと・と読みます。
建御名方命は古事記によれば、出雲の神大己貴命(大国主命)の子供神となっています。

 

古事記では、大己貴命に国譲りを迫る春日明神建御雷命に対して挑戦した神様です。
結果は建御雷命に敗れて科野国諏訪に逃げます。

しかし、この挑戦したという点を後世の武将たちが崇めます。

 

武田信玄が信仰した諏訪の神様・建御名方命

諏訪明神として建御名方命を崇めたのは武田信玄や鹿児島の島津家です。

ともに戦国最強というのに相応しい家です。

そんな建御名方命を祀る神社として久留米の諏訪神社が諏訪野町に鎮座しています。

 

久留米の諏訪神社の祭神は大己貴命と建御名方命

諏訪神社の御祭神は大己貴命と建御名方命の2柱です。
大己貴命の読み方はおおなむちのみこと と読みます。

この2柱は上記の通り、親子なのですが、一緒にお祀りされている神社は珍しいです。
大己貴命と建御名方命のご利益を古事記をもとに紹介します。

諏訪神社の御祭神大己貴命のご利益

大己貴命は国づくりの神様なので、現代でいえばまちづくりや地域の活性化の神様です。

また、温泉地では大己貴命は少彦名命と一緒にお祀りされています。
この2柱は一緒に日本中を回り、くにづくりをしたと言われています。

そして、愛媛県松山市の道後温泉は大己貴命と少彦名命に縁があります。
道後温泉は体に傷を負った少彦名のために大己貴命が別府から温泉を引いたと伊予風土記に記されています。

私が大己貴命を崇敬しているのはこのくにづくりがポイントです。
全国の大己貴命を祀る神社に参拝しています。

 

建御名方命のご利益

一方の建御名方命のご利益。

古事記では奈良春日の神様と相撲を取ったという伝承があります。
まずは武神という存在です。力の猛々しさで建という字が入っています。

武道の神様や競争のあるスポーツの神様として建御名方命は祀られています。

 

建御名方命は思いの神様

そして、古事記から考えると、親思いの神様です。

大己貴命(大国主命)が春日の神様に国を譲るように迫られているのを見て助けに行きます。
つまり、親が追い込まれているのを見て助けに行った神様です。

なので、子供に何かお願いしたい時は建御名方命を祀っている神社にお参りすると、ご利益があるでしょう。

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不思議な源九郎稲荷

そして、不思議な源九郎稲荷。

諏訪神社の裏に源九郎稲荷が存在します。
源九郎稲荷とはその名前の通り、源義経縁のお稲荷さんです。

奈良県大和郡山市にも源九郎稲荷は存在しています。
義経を慕って京都から一緒に落ちてきた狐を祀っています。

諏訪神社の源九郎稲荷には伊勢から来たという伝承がこの源九郎稲荷にはあります。

 

久留米諏訪神社の神紋に秘められたご利益

諏訪神社の神紋は鎌です。
この鎌には悪縁を断ち切るというご利益があると宮司さんに教えていただきました。
悪縁を断ち切ると、そこからは良い縁が集まってくるそうです。

なので、良縁の神様でもあるようですね。

久留米の諏訪神社のご利益は神紋に隠されていました。

 

さて、私の祖父の家はこの諏訪野町にあります。

そして、私は非常に源義経が好きなんです。
小さい頃から本で義経を追いかけていました。
大河ドラマなどでも義経にばかり気が行っていました。

最近、母の実家の氏神様に源九郎稲荷があった驚きました。
母も無意識だったようです。

 

そして、また偶然がありました。

当日、訪ねてみると、神職のような方が手水を掃除されていました。
お話をしてみると宮司さんで、かつて私の実家の近くの太宰府天満宮に勤務していたそうです。

話を掘っていくと知り合いのようでした。
また、この宮司さんはもとは高良大社の神職の家だったそうです。

ちょうど私の母方の祖父の兄が高良大社の氏子総代をしていました。
母方の名前を名乗ると、氏子総代だった祖父の兄のこともご存知でした。

縁とはこんなに繋がるのでしょうか。
氏神神社には地域の縁が集まると言われています。

そして大己貴命は若い頃に鳥取大山に全国の神様を集めたそうです。
縁結びの神様ですね。
そして、氏神神社の特性に合わせて地域に特色がでるとも言われています。
みなさんの氏神神社はいかがでしょうか。

 

不思議なご縁の数々。

久留米の諏訪神社を訪ねました。

 

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