ついに始まりました。
西郷どん第1話・薩摩のやっせんぼ。
私の好きな薩摩の雰囲気満載でした。
西郷どん第1話の解説と感想・・・清貧精強な薩摩の風土教育
西郷どん第1話・・・西郷隆盛とその仲間たち
NHK大河ドラマ西郷どんの主人公は西郷隆盛ですね。
西郷を鹿児島ではせごどんと呼びます。
西郷どんは西郷隆盛とその周辺人物の物語ですね。
西郷隆盛の周辺人物とは大久保利通・西郷従道・大山巌・村田新八あたりです。
西郷隆盛とその周辺人物は同じ地区(下加治屋町)の出身です。
西郷どん第1話・・・島津斉彬との出会い
西郷隆盛を論じるうえで唯一の師匠と言える人物が島津斉彬です。
島津斉彬は外交も内政にも抜群の実績を残しています。
その島津斉彬との出会いが西郷隆盛・大久保利通へ大きな影響を与えます。
西郷どん第1話では島津斉彬という人物との出会いを演出していました。
西郷どん第1話の解説・・・郷中教育
戦国から幕末にかけて薩摩隼人は日本最強と言われていました。
その精強さは郷中教育という教育制度で完成します。
郷中教育とは、鹿児島の城下町の地区ごとに区切って教育する制度です。
江戸時代、武士は城下町に住んでおり、それ以外は郷士と呼ばれる農業武士でした。
武士とは戦争集団・武力です。
薩摩藩は武士が戦闘集団であることを忘れないために制度を作り上げます。
戦争は地区ごとに団体を作って出陣します。
薩摩藩は関ケ原の戦いの際に財政難で中央に兵隊を派遣できませんでした。
その際に1000名近くが手弁当で関ケ原まで駆けつけています。
関ケ原の戦いでは戦闘終盤に徳川家康の本陣の真横を通る敵中突破を敢行します。
その際の殿様が島津義弘で妙円寺(日置市)でお祀りされていました。
そこに関ケ原の日9月15日に武士たちは参詣します。
西郷どん第1話でも取り上げられましたね。
西郷どん第1話の解説・・・財政年から始まった江戸期の薩摩藩
薩摩藩島津家は戦国末期に福岡市東部の立花城を落とせば九州制覇ができていました。
それを秀吉にガツンとやられます。
莫大な戦費をかけ、そして戦争に負けました。
そこから薩摩藩は貧しいままに江戸中期まで進みます。
薩摩藩は表高77万石ですが、土地が痩せており、その半分の収入ぐらいだったでしょう。
江戸期からは琉球などを支配下に置いた密貿易等で富を蓄えます。
しかし、膨大な数の武士を喰わせることができないんですね。
西郷どん第1話の解説・・清貧精強な薩摩隼人の実情
島津家の家来数は俗に3万人といわれていました。
江戸時代の動員は1万石に付き大体300人と決まっています。
77万石でも23100人です。
実収入はおそらく50万石未満でとても貧しい薩摩藩でした。
しかし、それを教育で補うのが薩摩藩のやり方です。
郷中教育はいくつか特徴があります。
郷中教育で大事にされてきたのは、武士らしさ・勇敢であることです。
勉強ができなくても良い、お金等に卑しくなるなと教えています。
西郷どん第1話・・・改革の果実で日本を変えた西郷隆盛と大久保利通
江戸中期以降、薩摩藩は藩政改革へと進んでいきます。
それがまさに形になり始めた時、西郷隆盛や大久保利通が現れるんですね。
それを薩摩藩レベルで行った島津斉彬。
西郷隆盛や大久保利通にはその姿はどう映ったのでしょうか。
西郷どん第1話の解説と感想・・・清貧精強な薩摩の風土でした。