薩長同盟の2日後、龍馬は伏見奉行から夜討ちをされます。
せごどん33話の解説感想・吉之助の友情と龍馬の新婚旅行を紹介します。
せごどん33話の解説感想・・龍馬を匿う薩摩藩の思惑
坂本龍馬は幕府から目を付けられていました。
また、勝海舟の門人という立ち位置も失っていました。
同時に龍馬は薩長同盟という幕末最大の事業の立役者になっていました。
それは幕府には知られていませんでしたが、怪しい動きの人物となっていました。
一方、薩摩藩から見ると、龍馬は薩長同盟の担保の一人でした。
その龍馬がなくなると薩摩は困る為、一時薩摩に引き取りました。
吉之助は龍馬とお龍に薩摩藩領内の旅行を提案します。
幕末、他人は踏み込めなかった薩摩藩。
そこを龍馬は女性を伴って旅行します。
これが日本の新婚旅行の始まりといわれています。
戦後はこの故事に習って宮崎への新婚旅行ブームだったようですね。
せごどん33話の解説感想・・長州再征伐を反対した薩摩藩
一方、幕府は再び長州征伐の準備に取り掛かり諸藩に動員をかけます。
しかし、一蔵は薩摩藩の代表として諸藩の代表の前で反対を表明します。
薩長同盟は機能し始めました。
せごどん33話の解説感想・・長州征伐の結果
幕府は長州征伐を始めます。
しかし、最新鋭の銃器を手に入れた長州藩を攻めあぐねます。
安芸口(広島)から攻め込んだ5万人の幕府兵は1000人の長州部隊に押し返されました。
せごどん33話の解説感想・・英国公使パークスの常とう手段
薩摩は英国と戦争を行ったあと、親善を結び始めます。
薩摩に英国公使パークスを招きます。
しかし、薩摩の度重なる晩餐にしびれを切らします。
そしてパークスの常とう手段を使い始めます。
それが恫喝外交です。
パークスはアジア人には恫喝が良いと中国公使時代に経験します。
それを同じように日本でもやります。
しかし、パークスの通訳アーネストサトウはそれが日本で通じないことを悟ります。
そして、時にパークスをなだめながら、多くの外交成果を上げていきます。
せごどんでもパークスの隣に真摯な雰囲気の通訳士がいました。
アーネストサトウ。
幕末の日本における英国の外交を成功に導いたのは一人の通訳士でした。
吉之助は英国軍艦に乗り込んでパークスと直談判して、親交を深めました。
せごどん33話の解説感想・・糸という女性
せごどん33話では糸とお龍に焦点が当たっていました。
幕末の指導者たちはみな、江戸・京・そして故郷を行き来します。
そして行く先々で女性を見つけていました。
龍馬は江戸には千葉道場の娘さな・京にはお龍がいました。
一蔵にも故郷の妻の他に京にも女性がいました。
吉之助はそういった話があまり残っていないですね。
明治以降もあまり浮ついた話がありませんでした。
吉之助は明治後も糸を東京には呼ばなかったようです。
吉之助は女性に溺れる諸藩の武士に批判的だったと言われています。
その分、糸は寂しい思いをしたのかもしれないですね。
せごどん33話の解説感想・・パークスを誘導した通訳士について紹介しました。