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奈良市長仲川げん氏の12年を語る・大混戦の2013年の奈良市長選挙その3

奈良

奈良市長仲川げん氏の12年を語る。

第13回目に突入しました。
引き続き2013年の奈良市長選挙について書きます。
奈良市長仲川げん氏の12年を語る・大混戦2013年の奈良市長選挙その3を紹介します。

 

 

奈良市長選挙・大混戦7人の立候補者

仲川げん奈良市長の1期目の実績を見て対抗馬が5名も出てきます。

池田のり久氏、奈良市議会議員
森岡正宏   元衆議院議員
大野雄二   国際機関職員
天野秀治   奈良市議会議員
浅川清仁   後に奈良県議会議員
中村あつ子  共産系

誰もが仲川げんVS自分の戦いだと感じたでしょう。
しかし、現職の看板、そして馬淵支持者の現職支持を読めませんでした。

 

仲川流の選挙戦略

仲川氏は政治勢力が惰弱です。
そして何よりも支持者が顕在化していない問題がありました。
しかし、一方で、現職という絶対的な宣伝力があります。

他の候補者は比べれば知名度に劣ります。
こういう場合は必ず他の候補者は現職批判で存在感を出そうとしてしまいます。
これは戦略としては実はマイナスなんです。

 

AとBという候補者がいるとします。
A賛成者・A反対者・B賛成者・B反対者の4つの立場が成り立ちます。
この場合、A賛成者はB反対者・B賛成者はA反対者になります。

Aが現職の場合、対抗馬はBとなります。
B支持の場合B賛成でA反対となります。

ここで、BがA反対と言ってしまうとA賛成者・B反対者から反感を買います。
それは返って相手を刺激して団結させてしまう行為になります。

B支持者はBが如何に素晴らしくて賛成なのかを宣伝する必要があります。
しかし、Aは現職で知名度が高いですね。

ここに基本的な現職と戦う落とし穴があります。

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奈良の地域性

奈良は全国でもまれにみる歴史ある旧市街地を持っています。
京都より古い町は奈良しかありません。
その奈良の町は現近鉄奈良駅周辺を軸に歴史的に発展した地域です。
町の家屋は密集・密集・密集しています。
周囲に気を使い、慎ましやかに生きるという考えがあるように思います。

江戸時代にはこんな諺があったと言われています。
「隣の人が蔵を建てると私は腹を立てる。」

そういう地域です。

人の批判は周囲の人間関係を崩すので、忌避される傾向があります。
奈良はこの地域から始まり、東西へと広がります。
日本人のふるさと奈良は、このような感情を持つと私は思います。

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時間制限のある戦い“選挙”

一方で、選挙とは候補者のうち総合力の高い人物が選ばれるでしょう。
それは時の運も含めてです。

現職が知名度が高い以上、そこと戦うには戦略が必要です。
しかし、対抗馬の6人はそれがあったのでしょうか。

少なくとも候補者間で調整は必要だったでしょう。
それがないまま、立候補が続出します。

現職は弱いな!じゃあ俺が出るよ!じゃあ俺がでるよ!となります。

私はそれをダチョウ倶楽部方式と呼んでいました。

 

奈良市長仲川げんを語る 2013年大混戦の奈良市長選挙その3を紹介しました。
次回はその4、選挙結果を紹介します。

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