奈良県桜井市三輪。ここには古代神話にも登場する大神神社があります。
この地は奈良県最大のパワースポットとネット上では話題になっています。
先ほど大神神社については少し書きましたので、次はその界隈を少し書きます。
まず、本殿から南へ大禮会館をすぎたところに、素敵な日本家屋が建っていました。
門の上の欄間というか彫刻を見ると、因幡の白兎のようなデザインがありました。
大神神社の高さからだと景色が一望できるんですねー 大神神社の鳥居は大きいですよ。
着物で旧市街を歩いている姿は良いですね。
坂を下っていると、大きな木が三本連なるパワースポットを発見しました。
素戔嗚神社がありました。
素戔嗚さんというと天照大神の弟で、山陰で草薙の剣で八岐大蛇を退治した神様です。
荒々しい印象ですが、同時に力強さを感じる神様だと思います。
大神神社は白蛇の神様です。
そしてあるおたくの庭を垣間見ると、なんと燈籠が蛇のデザインになっていました。
とぐろを巻いているデザインですね。
この道はもとは小川だったのでしょう。
それに沿って道を作っていったので、大きく蛇行しています。
明治国家という世界規模の普遍性を持つ国を持つ以前からある集落の場合、道などは人の感覚通りに作られています。
線路を越えて西側に行くと、また社がありました。
恵比須神社ですね。
三輪の恵比須さんは結構有名のようですよ。
また、1つ思いました。
恵比須さんは日本の歴史では大国主命の子供神である事代主神と言われています。
そして恵比須という名前ですが、須は素戔嗚神を祀る須賀神社の須でもありますね。
大国主神の親または6世の祖先が素戔嗚神と言われています。
そこから考えると、三輪の町には大国主神の和魂と呼ばれる「大物主神」を祀る大神神社・素戔嗚神を祀る素戔嗚神社・そして恵比須神社と、何か出雲系の香りがあると言えます。
最後に、facebook友達でもある宇田さんが経営している大正楼にお邪魔しました。
大正楼は大正期に造られた旅館です。
桜井の町は木材の町なので、材木の調達力はおそらく当時、日本一だったのではないでしょうか。
大正楼は当初、料理店だったそうです。
奈良は大工建築の都だった
奈良は大工建築の都であり、明治期に入ると、建具を専門に作る建具屋という家業が始まります。
私の会社の相談役、川﨑鳳嶽先生の家は建具師の家で、奈良ホテルの建具なども担当しています。
大正楼の建具のデザインは担当された方まではお聞きしなかったのですが、素敵なデザインがちりばめられていました。
こんなデザインがもう、建物のいたるところにちりばめられていました。
デザインが好きな方はお勧めです。大正楼は古き良き日本の旅館だなと思います。
大神神社は御神体が三輪山です。ここに登るには往復で2時間ぐらいはかかるそうなので、
前日は、この旅館に泊まって、日本の風情を味わってもらいながら、次の日に登られるのをお勧めします。
そして、三輪は町が豊かで素敵な風景が広がっています。
特に線路より東側の坂道の風景が素敵です。
散策をお勧めします。