Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/naramachiinfo/www/fuzimaru/wp-includes/post-template.php on line 293

奈良町情報館青丹斎の席披き茶会

ならまち 歴史 茶道
奈良町情報館青丹斎の席披き茶会

2022年4月に完成した奈良町情報館の茶室「青丹斎」。
武者小路千家千宗屋宗匠監修のお茶室です。

2022年5月9日・10日にはならまちの方向けに席披きのお茶会を開催しました。
その後、5月13日~15日、いつもお世話になっている方への席披きのお茶会を開催しました。

青丹斎の席披きは御祝尽し

奈良町情報館の茶室青丹斎の席披きの2日目である5月10日は、監修くださった千宗屋宗匠の
第一子の誕生日となりました。
宗屋宗匠の席披きへのご参加は予定していましたが、誕生予定日が近かったために、どうなるかわかりませんでした。
そして、席披きの日と、宗屋宗匠の第一子誕生日が重なるというお祝いの日になりました。

ちなみに、私の息子は宗屋宗匠と一緒に行った興福寺中金堂落慶慶讃茶会の翌月の11月17日に生まれました。
17日は、興福寺南円堂の不空羂索観音像の日で、ならまち界隈では大事な日です。
毎月17日はならまちでは南円堂の提灯が軒先に吊られます。
(ならまち月釜茶会は17日になっています。)

席披きのお茶会はとてもうれしいお祝いの席となりました。

スポンサードリンク
席披きの茶会の趣向

席披きのお茶会の趣向は、「私が奈良に来た理由」でした。
床の間には護良親王の短冊を掛けました。

「はるすぎて なつきたるらし しろたへの ころもほしたり あまのかぐやま」

後に専門家に、室町期の短冊だと指摘されたのですが、この時、私の一番の宝物でした。

瓢の花入を使いました。作者は川﨑鳳嶽先生です。
香合は春日大社の境内の楠木で作られた折鶴。作者はこちらも川﨑鳳嶽先生です。

川﨑鳳嶽先生が、29歳の時の個展に出した香合です。
私が奈良に来て最もお世話になった方で、10年、会社の相談役を務めてくださいました。

スポンサードリンク

茶碗は、珠光の時代の大陸の見立ての茶碗を使用しました。

茶杓は席披きの御祝に有馬賴底猊下からいただいた金閣寺境内の竹で作られた茶杓です。
銘は「青山」でした。
茶室の名前を事前にお伝えしていなかったのですが、「青」が繋がりました。
私が普段から青い洋服ばかり着ていたので、そこから想像してくださったのかもしれません。

私の茶道人生は、川﨑鳳嶽先生と奥さまの司保子先生に手ほどきをいただき、有馬猊下に応援いただき事業化を進め、千宗屋宗匠に助言をいただきながら会社として本格的にお茶会事業を開始しました。

ありがたいご縁をいただきながら、奈良町情報館青丹斎のお茶会が始まりました。

スポンサードリンク
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。