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一連の太宰府市長問題から太宰府市長選挙となった2018年。
前太宰府市市長で立候補していた芦刈茂氏が出馬を取りやめ。
ここに二人の一騎打ちとなったが、そこに芦刈茂の影が見え隠れします。
太宰府市長選挙2018年立候補者楠田氏と木村氏の終盤情勢について紹介します。
太宰府市長選挙に立候補した楠田大蔵氏の選挙戦と問題
太宰府市長選挙に果敢に打って出た元国会議員の楠田大蔵氏。
知名度や防衛政務官の職歴を活かした選挙戦を戦う。
12月15日の立候補表明以来、精力的に太宰府を回っています。
1月18日には決起集会を行い、太宰府市長選挙へ選挙モードとなった楠田氏。
会場には300人を超える来場があったとか。
筑紫野市出身の楠田氏ですが、前回衆院選では太宰府市区で13000票余り獲得しています。
この短期間に決起集会にこれだけの人を集めることができたのは驚きです。
44歳、独身の楠田氏のカラーはオレンジ。
若さと笑顔で選挙戦を戦います。
一方、2018年太宰府市長選挙の起因は太宰府市議会の問題。
芦刈茂前太宰府市市長への議会の不信任と芦刈氏の議会解散、そして議会選挙と再びの不信任。
楠田氏は先鋭な公約を掲げていますが、そこには議会対策がないのですね。
楠田氏は議会対策案のないまま、選挙に突入するでしょう。
太宰府市長選挙に立候補した木村じんじ氏の選挙戦と問題
一方、太宰府市の元教育長で太宰府市長選挙に立候補した木村氏。
生まれも育ちも太宰府であることをアピールしています。
12月13日に立候補を表明。
自民党や公明党やその他政党の応援も受けながらの選挙戦。
1月16日の後援会総決起大会には600人を越す市民が集まったそうです。
地元出身?の妻宏子氏と共に地元出身の強さを活かした選挙戦を展開します。
太宰府市長選挙2018年の問題はやはり太宰府市長と太宰府市議会の対立でした。
木村氏は三役の元教育長として議会とも関係があったのでしょう。
今回の太宰府市長選挙では8割の議員が木村氏支援のようです。
太宰府市長選挙2018年の問題・・・芦刈茂の批判選挙が及ぼす影響
2018年の太宰府市長選挙では芦刈茂氏が当初立候補していました。
公約には中学校給食の実行や赤字施設の見直し。
そして元教育長・議会の批判でした。
前回の太宰府市長選挙では、福岡県議会議員渡辺美穂氏と芦刈氏がタッグを組んでいました。
しかし今回、渡辺美穂氏は楠田・木村両陣営に相乗りしています。
そして、応援演説では批判は良くないと言っています。
それを芦刈氏はfacebookで批判しています。
今回の太宰府市長選挙は芦刈氏の独り相撲が起こしたと言えるでしょう。
そして批判スタイルで前回当選した芦刈氏。
この芦刈氏が楠田氏の応援に回るそうです。
楠田氏はfacebookにて、気持ちはわかる・・・。というに留めています。
芦刈氏はかつて14727票を獲得し太宰府市長に当選しました。
一方、それに対峙した元市長も14337票を獲得しています。
芦刈氏への批判票が14337票あったと言えるでしょう。
第三極として出馬した楠田氏にはクリーンなイメージが必要です。
しかし、芦刈氏の動き次第では、楠田氏のイメージが「批判スタイル」に変わるでしょう。
これが終盤に非常に影響を及ぼすでしょう。
太宰府市長選挙の終盤情勢・・・芦刈茂の不用意な発言
芦刈茂氏は立候補取り下げと共に以下の発言をしたそうです。
今の情勢は木村5.楠田3.芦刈2、改革の芽を摘まないために楠田に一本化する。
楠田氏が劣勢だと言っているような発言。
この情報だけで考えると既に木村氏は楠田氏をダブルスコア近くで上回っていると言えるでしょう。
無党派層は基本、勝つ方により投票が集まる傾向があります。
そうではない際には風が吹いたという言葉が出てきます。
つくし青年会議所のネット討論会に誘導投稿を書き込んだ芦刈茂
芦刈茂前太宰府市長はつくし青年会議所のネット討論会のfacebook投稿にまた書き込みをします。
あからさまな木村批判にうんざりした人はきっと投票にはいかないでしょう。
両選挙事務所はこの厳寒の中、選挙戦を展開しています。
芦刈茂氏が辞職して選挙に向かえば議員選挙も必要なかったでしょう。
多くの人が芦刈茂氏を忘れないでしょう。
そして、その批判スタイルのせいなのか、選挙が全く盛り上がっていません。
太宰府市長選挙の終盤情勢・・・投票率はどうなるのか
前回の投票率は53%。
私の予想は48%ぐらいです。
寒波が襲来すれば、45%を切る可能性も出てくるでしょう。
有権者数は58186名(2017年太宰府市議会議員選挙時)。
48%だとすると、投票者数は27929人となります。
13964票以上獲得した方が勝ちます。
自民党・公明党を中心に強固な基盤と地元出身者の強みを生かす木村氏。
投票率が低ければ基盤の強い木村氏に楠田氏は叶わないでしょう。
一方で、60%を超える投票率を叩き出せば、その風と共に楠田氏が勝つ可能性があります。
太宰府市長選挙はこれまで投票率が50%前後で推移してきました。
前回の太宰府市長選挙における期日前投票は7084票・最終投票率は52.91%でした。
期日前投票期間は1月22日~27日の6日間です。
26日を終え、期日前投票結果は4790票です。
前回は5日終わっての期日前投票数は5453票で前回の87%です。
最終投票率は40%を切る可能性があります。
太宰府市長選の終盤・・・・太宰府市長選挙は楠田が先行・木村が猛追
太宰府市長選挙は期日前投票の出口調査の結果の話が回り始めました。
情勢は知名度に勝る楠田氏が先行し、木村氏が猛追しているそうです。
その差は最終投票で1000票程度だそうです。
自民党・公明党の推薦を固めている木村氏。
しかし実情は追いかけている状況のようです。
太宰府では政党選挙が市長選で浸透していないんですね。
前回の衆議院議員選挙においては自民・公明で太宰府市において18,000票を獲得しています。
その数字には程遠いのかもしれません。
私の経験からいうと、まだ誤差の範囲であると思います。
両候補には太宰府という地域の将来に向けて最後の最後まで訴えてもらいたいと思います。