鹿児島にいる島津久光と吉之助。
無言の政府への圧力になっていました。
それを東京へ呼び戻そうと大久保一蔵と岩倉具視が鹿児島へ向かいます。
しかし、久光は病気を理由に東京へは行きませんでした。
せごどん40話の解説感想・・主導権争いの裏にいた江藤新平を紹介します。
せごどん40話の解説感想・・廃藩置県へ向かう一蔵
一蔵と政府は御親兵を募り、その力を背景に廃藩置県を断行します。
その御親兵の中心を吉之助が担います。
その一方、一蔵は家族を東京へ呼ぼうとします。
新政府の動きの中で各人の人生の岐路が訪れていました。
せごどん40話の解説感想・・一蔵の人生の禍根を残した久光の行為
久光は一蔵の説得にも応じずに主君として一蔵に怒鳴り散らします。
しかし、一蔵は新政府の立場の人間として久光にきつく東京行きを進めます。
ここに表面化した一蔵と久光の反目。
久光との反目は一蔵の心の中に常に闇を残ってしまうことになります。
せごどん40話の解説感想・・大久保と江藤新平の主導権争い
新政府は新しい時代を創る為に四苦八苦します。
新政府は実際には薩長土肥の四藩の連合政権です。
薩摩(鹿児島)・長州(山口)・土佐(高知)・肥前(佐賀)の四藩です。
このうち、長州は木戸孝允・薩摩は大久保一蔵が首領です。
そこに諸藩の士が集まって運営しています。
薩摩は大久保一蔵・西郷隆盛・黒田清隆
長州は木戸孝允・井上馨・伊藤博文・山県有朋
土佐は板垣退助・後藤象二郎・佐々木高行
肥前佐賀は江藤新平・大隈重信・大木喬任・副島種臣
そのうち、新しい政府の在り方を考えていたのは大久保と江藤新平でした。
大久保は新政府を30年掛けて民間に移行する計画を立てていたようです。
そのためには、政府主導で改革を進めていく考えでした。
一方の江藤はフランス式の民権を充実させることにより国の発展を考えます。
そして、吉之助。
吉之助は貧しい日本の貧しい鹿児島の暮らしがベースになっています。
その吉之助が見た物は東京の贅沢三昧の官吏たちの姿でした。
江藤は事あるごとに、大久保の事業に反対します。
しかし、明治維新最大の難所廃藩置県は吉之助の力で乗り越えます。
しかし、しかし、江藤と大久保の争いはその後も続きます。
せごどん40話の解説感想・・江藤と大久保の主導権争いを紹介しました。