奈良には国立大学法人奈良女子大学付属中等教育学校という学校があります。
奈良では女子大付属という名前で呼ばれています。
なんでも中高一貫の学校のようで、高校入試は行っていないそうです。
私の友人にも何名か女子大付属の知り合いがいます。
みなさん、素敵な友人です。
今回は付属高校で先生をされている方からオファーをいただきました。
なんでも、英語と社会をくっつけた授業を行っているそうです。
それが観光の授業ということです。
この学校が進学校だからなのか、
時代が変わったからなのか、
それがわからないのですが、自分の観た高校とは違いなと思いました。
校門の前に立つと、鹿が入ります開放厳禁と書いてありました。
奈良ですね。
さて、講演内容は観光と国際社会と銘打ちました。
現在のアベノミクスの円安政策による外国人観光客についてお話をしました。
また、16歳の高校生のみなさんに、私なりに彼らの人生の中で通過する「観光の出来事」について話しました。
私は自分が努力した分しか報われない社会というのが良い気がしています。
最近は、国家が各業界と話をしすぎな気がします。
国の政策と企業の方針が同じ場合、容易に事業が広がります。
その一方で、国の政策と企業・業界の方針がずっと同じことはありえないと思います。
企業は容易に国の壁を越えて行きます。
そういう意味では、企業は世界を範疇に動きます。
国はあくまでも国ですね。
国という枠を超えた時代。
私はそれが21世紀の「観光」なのではないかと思います。
しかし、急激な成長は多くの人を不安にします。
争いも起きるでしょう。
そんな時、他地域の情報などは非常に重要になると思います。
他の国ではこんなことが起こっている。
それが地球上の共通認識を作っていくのかなと思います。
今、日本の社会は成功事例を国内に求めがちだと思います。
それは島国としての日本の限界があるのではないかとも思います。
グローバルな社会を生きるであろう16歳の高校生のみなさん。
国の壁を乗り越える。
その為に日本と他の世界との間にのしかかってくる問題を一つずつ解決していただければと思います。
私は日本が好き過ぎるようなので、その第一線にはいない気がします。
グローバル社会を奈良から眺めて行きたいと思います。
ちなみに、上記の話は講演ではしていません 笑
あくまでも講演のした上での実感を書きました。
女子大付属のみなさんは聡明な雰囲気でした。
観光のお話しの中でも、その観光を成功させるために必要な外交問題などの質問をいただきました。
将来が楽しみなみなさんでした。