奈良の旧市街地には地域の氏神様が何社かに分かれて鎮座しています。
奈良の旧市街地の主な氏神様を紹介します。
氷室神社(国立博物館北側)。
漢国神社(やすらぎの道大宮通南)。
御霊神社(ならまち 薬師堂町)。
天神社(高畑町 浮御堂裏)です。
私は普段、ならまちで事業を行っています。
なので、ならまちの氏神神社御霊神社の氏子です。
御霊神社は奈良県内有数の氏子域を持つ氏神神社です。
毎年、秋季大祭が執り行われます。
日にちは10月13日です。
2016年の秋季大祭も無事に執り行われました。
さて、ならまちの氏神神社の秋季大祭。
どこの地域も氏子組織だけでは神事を執り行えなくなっていると思います。
ならまちの場合、御霊神社の秋季大祭はまちづくり団体が強力にサポートしています。
ならまちのまちづくり団体奈良町座。
ならまちで最も古いまちづくり団体としてお祭りをサポートしています。
昨年は、宵宮についに1軒も屋台が出ませんでした。
そこで、奈良町座では屋台を3軒出して、賑わいを作りました。
奈良町座の宵宮に関しては↓
御霊神社。
ならまちの氏神さまは氏子自治会が75町もあります。
そして、練番と言って、順番にお祭りなどの当番が回ってきます。
毎回、15の氏子自治会が当番を行います。
75町で毎年15町が担当すると5年に1度ですね。
やはり、この体制では執り行えない現状があります。
そこで、奈良町座では毎回約25名で渡御式の行列をサポートしています。
画像は右から奈良町座監事の林啓文さん、同幹事の田中宏一さん、一応、事務局長の私です。
御神輿は基本、台車に乗せて動かしています。
ならまちは町幅が狭いため、御神輿を通すのが難しい場所も何か所かあります。
そんなときはやはり、人数が必要ですね。
地域の氏神神社のお祭りは、旧知と再会できるお祭りでもあります。
そんなお祭りを長く続けていくためには、今の体制をサポートできる形が必要です。
ならまちの場合は、氏子の有志がまちづくり団体のメンバーとして参加しています。
地域のお祭りの支え方は日本の地域の維持には非常に重要な交流の結点であると思います。