日本で最も高い商業タワー。あべのハルカス。
住所は大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1番43号。まさにあべのの中心地です。
今回はあべのハルカスで行われる道の駅エキスポ2016に針テラスとして出店します。
針テラスは複合施設として多くの施設があります。
実はその中で道の駅の看板を持っているのは弊社が管理している針テラス情報館です。
今回は針テラスの直売所「つげの畑高原屋」で道の駅エキスポに出店します。
あべのハルカス近鉄本店 ウイング館9階催会場にて
3月10日から3月13日10時から20時まで開催されます。
(最終日は17時までです。)
今回、針テラスとして販売する目玉はイノシシの肉です。
都祁在住の中村さんという方の商品です。
このしし肉とてもすごいんです。
生産者の中村さんはおそらく全国でも珍しくもと板前なんです。
日本料理店で25年も働いていた方がその調理の腕でイノシシを裁いています。
肉のことを知り尽くした人の裁く肉です。
今回は白い肉と呼ばれるイノシシの脂ののった肉を持って行きます。
中村さんがこれまでたくさん裁いてきた中でももっとも自慢の肉です。
是非、期待してください。日本一おいしいシシ肉と言えるでしょう。
そして、もう一つ。
みかん果汁を販売します。
天理山辺の道沿いにあるみかん畑のみかんを使用しています。
地のみかんは量産されているみかんと違い、少しクセが残ります。
量産時代に作られた農作物は万人に供するために甘さを追及しています。
しかし、量産することができない地域の農作物は市場原理から取り残されることを意味します。
衰退し、農地の減少にもつながっています。
奈良は1300年の歴史を持つ日本社会の発祥の地です。
奈良は都が京都に移った後も、古代からの農業の在り方を大事にしてきました。
私が奈良にきて一番感銘を受けたのは、農家が目の見える範囲で仕事をする姿勢を持っていることでした。
量産された野菜ではなく、目の見える範囲で大切に丁寧に作られている奈良の野菜です。
そして、日本最古の道と呼ばれる山辺の道の近くにみかん畑があります。
石上神宮・崇神天皇陵・景行天皇陵・そして桜井の大神神社を結ぶ道です。
日本人が大事にしてきたものづくりの考え方がこのみかん果汁に詰まっています。
そして、時代は地産地消の時代です。奈良の人は奈良で最も優れている物を集めておもてなしをする。
それが奈良が生んだ茶礼の祖村田珠光の教えだと思います。
村田珠光は唐物と呼ばれる外国の道具ではなく、国産で、なるべき身近な場所で物を揃えることを提唱し、
抹茶を点てるための茶筅を生駒で作るなど、国産・地域産にこだわった偉人でした。
今、奈良は村田珠光を偲ぶ大茶会を奈良市全体で行っています。
珠光の精神を会社の商品にしました。
少しクセの残る奈良のみかんの果汁に奈良を感じていただければと思います。
今回はこの2点を奈良の道の駅の代表として販売します。
阿倍野は安倍晴明縁の地であると同時に南北朝の英雄北畠顕家縁の地でもあります。
3月10日・11日は私もあべのハルカスにて販売に従事します。
大坂の方は是非、お出かけくださいお待ちしています。