島根県隠岐の島。
神の国出雲と同じ島根県にある一度は行ってみたい島だと思います。
そんな隠岐の島に日ごろお世話になっている方と7名でワイワイ旅行に行きました。
隠岐の島観光のポイント・スポットを紹介します。
隠岐の島ってこんなところ
島根県の松江半島から北へ約50㎞。
隠岐の島は隠岐の島本島と180の諸島からなり、隠岐諸島と呼ばれています。
主な島は4島。
隠岐の島 (隠岐の島町・ 人口:14,325名 面積:242.83㎢ 人口密度:59人/㎢)
・西ノ島 (西ノ島町・ 人口: 2,915名 面積: 55.96㎢ 人口密度52,1/㎢)
・中ノ島 (海士町・ 人口: 2,300名 面積: 33.43㎢ 人口密度68,8/㎢)
・知夫里島(知夫村・ 人口: 639名 面積: 13.70㎢ 人口密度46,6/㎢)
※人口はいずれも2017年5月1日現在推計人口
1㎢に59人という広々とした島です。
人と人の物理的距離がそんなに接近しなくても良い環境では人はのんびり穏やかですね。
そうです、隠岐の島のみなさんは穏やかな人が多いです。
島の方との会話にとても癒されたのを今でも覚えています。
ここ結構大事な隠岐の島観光のポイントでした。
隠岐の島へのアクセスはフェリーか飛行機
隠岐の島へのアクセスはフェリーか飛行機になります。
飛行機であれば大坂伊丹から50分。出雲縁結び空港からも飛行機は出ています。
フェリーであれば、松江の七類港か鳥取の境港から出ています。
フェリーで2時間半、高速船であれば1時間かかります。
隠岐の島はやはり絶海の孤島なので、アクセスがいいとはいえません。
しかし、帰ってきた時にまた行きたいと思う島です。
隠岐の島観光はアクセスに課題があっても良く価値があります。
隠岐の島はかつては国だった
隠岐の島は律令制を敷いてから明治の県郡制に移行するまで一つの国でした。
平安期ぐらいまでは国司が降り、国衙と国分寺等の機関があったようです。
同時に朝廷の官位でも隠岐守という官位がありました。
国だった名残なのか、隠岐諸島内には呼び方があります。
西ノ島・中ノ島・知夫里島を島前(どうぜん)・隠岐の島を島後(どうご)と呼びます。
現代社会で国と考えるとちょっと気が遠くなります。
現代社会で置き換えると、おそらく県という単位かなと思います。
隠岐の島はかつて一つの国だった。
隠岐の島観光で押さえておくべきポイントです。
隠岐の島は島流しの歴史が多い
隠岐の島の周囲が断崖絶壁な場所が多く、海に出ることが容易ではありません。
本州まで約50kmもあり、小さな船などではとても本州には辿り着かないでしょう。
日本の権力者は隠岐の島を島流しの島に選定します。
隠岐の島に島流しにあった人は政治犯がほとんど
隠岐の島に島流しにあった人はほとんどが政治犯です。
以下列挙しておきます。
小野篁・伴健岑・藤原千晴・平致頼・源義親・板垣兼信・佐々木広綱・後鳥羽上皇・後醍醐天皇・飛鳥井雅賢。
このうち多くの人が後に赦免されて本州に戻っています。
このうち、著名なのは後鳥羽上皇と後醍醐天皇です。
承久の乱に敗れ島流しにあって隠岐の島で崩御された後鳥羽上皇。
鎌倉幕府倒幕を進め、一度は島流しに合うも脱出に成功した後醍醐天皇。
隠岐の島では、このお二人の天皇が各所に伝説として残っています。
隠岐の島観光のポイントは後鳥羽上皇と後醍醐天皇がこの地にいたことですね。
高貴な身分の方が地域に滞在するということは全国でもわずかな場所にしかないですね。
隠岐の島では島流しとは言ってはいけない!?
隠岐の島では島流しということはご法度だといわれています。
その理由は島流しに遭った人に対して恐れ多いからです。
隠岐の島では今でも島流しの事を御配流と言います。
隠岐の島には神社が多く、お寺が少ない
隠岐の島は車で走っていると、驚くほど多くの神社があります。
一方で、お寺は極端に少なく、確認できたのは国分寺のみでした。
玉若酢命神社
水若酢神社
隠岐国分寺
隠岐の島観光のポイントは神社が多くお寺が少ないことです。
隠岐の島は大自然の宝庫
隠岐の島は周囲を岸壁に囲まれた場所です。
その荒々しい自然天候は訪れようとする人を遮ったでしょう。
そのおかげか、大自然がそのまま残っている清々しく素晴らしい地域です。
隠岐の島観光では大自然を見ましょう。
隠岐の島おすすめの自然スポットはローソク岩とかぶら杉
夕焼けがきれいな日にしかみることができないスポットがあります。
ローソク岩(ローソク島)です。
このローソク岩は西之表町のローソク岩です。
ローソク岩は夕焼けのきれいな日にローソク岩の上に夕日が乗る神秘的な風景です。
今回は時間がなかったので、ローソク岩だけを見てきました。
このローソク岩。
実は隠岐の島と西ノ島の2カ所にあります。
おすすめは隠岐の島のローソク岩です。
こちらの方がフェリーの都合などで行きやすいでしょう。
時間のある方は両方巡ってみてはいかがでしょう。
かぶら杉は圧巻のスケール
隠岐の島東北地区にかぶら杉があります。
もうちょっと言葉にできないスケールです。
かぶら杉が隠岐の島一の観光スポットだと思いました。
隠岐の島の東北に中村という集落があります。
戦前は、歩いてそこから島南の西郷港まで用事に行きます。
これが結構遠いんです。
その帰りに、かぶら杉を見ると、あー集落に帰ってきたと実感していたそうです。
隠岐の島はいたるところに土俵がある
隠岐の島は江戸時代には、この時代を代表する流通の大動脈の中枢に位置します。
北前船ですね。北海道と大坂を結ぶ北前船の港の一つとして栄えました。
その際に多くの文化が隠岐の島に入ってきたようです。
土俵もその一つのようです。
また、隠岐の島出身の隠岐の海という力士が現役でいます。
ちょうど、訪問した日に帰ってくるというニュースが流れていました。
隠岐の島の宿泊のおすすめはフェリーの乗り場すぐのビューボートホテル
今回の隠岐の島旅行は実は隠岐の島出身の方と行きました。
地元に親戚も多いいわば地元情報にも精通している方です。
その方が隠岐の島のおすすめの宿泊ホテルとしてビューポートホテルを選んでくださいました。
ビューポートホテルの食事は言葉にできないぐらい良かったです。
部屋はきれいですが、ちょっと古いかなという感じです。
お風呂は正直あまりよくないユニットバスです。
サービスは本州のサービスに慣れている人はちょっと物足りないかもしれません。
しかし、ホテルの方は何事も基本親切に応対してくれます。
今回、一番感動したのはホテルの方が全身全霊で色々と対応してくださったことでした。
隠岐の島ではコンビニが発見できませんでした。
夜の食事・居酒屋・スナックは西郷港界隈で
隠岐の島は人口の少ない島です。
それでも夜の町はささやかながらあります。
それは隠岐の島町の中心地西郷港の界隈です。
一角に固まっているというよりは半径200mの界隈に30軒ほどの
お店がバラバラにあります。
夜の散歩に歩いてみてはいかがでしょうか。
隠岐の島旅行におすすめの観光スポット・ホテルを紹介しました。