坂本龍馬は大きな歴史の転換「大政奉還」を作って見せます。
しかし、吉之助はその先のことも考えていました。
せごどん35話の解説感想・・・戦争を急ぐ吉之助の本心を紹介します。
せごどん35話の解説感想・・・龍馬と吉之助の立場の違い
大政奉還の後に、龍馬と吉之助の立場の違いが顕在化します。
1人の商人として世界を相手に貿易を考えていた龍馬。
一方、雄藩薩摩藩代表としての吉之助。
吉之助は薩摩に戻り、藩主に藩兵3000名の上洛を求めます。
吉之助は天皇の勅令を携えていました。
せごどん35話の解説感想・・龍馬の最期
一方の龍馬。
京都近江屋で中岡慎太郎と普段あまり飲まない酒を飲んでいました。
ここで謎の暗殺団から襲撃を受けました。
作家の司馬遼太郎さんは龍馬は自分の役割を遂げた後、天に召されたと書いてありました。
龍馬は土佐藩邸へ移るように再三、同僚などに言われていました。
しかし、天涯孤独を好む龍馬は藩邸に移りませんでした。
藩邸に居れば襲撃はなかったでしょう。
龍馬の妻、おりょうは吉之助に詰め寄って抗議します。
龍馬暗殺の犯人は厳密にはわかっていません。
龍馬暗殺は幕府の見回り組説が現在は有力です。
せごどん35話の解説感想・・薩摩藩士3000人の政治力
吉之助は3000の兵を中心に薩摩よりの諸藩を集めて御所を占拠します。
吉之助は軍事を、一蔵は朝廷の工作を担当します。
ここに小御所会議が始まります。
薩摩主導で幕府の政治生命を消しにかかります。
しかし、幕府派の土佐藩主山内容堂が反論します。
それを岩倉と一蔵が反論し、最後に吉之助が休憩中の容堂を黙らせました。
そして徳川慶喜に辞官納地を命じることになりました。
辞官納地とは、官位を返上し、所有している土地を返すということです。
ただの個人の徳川慶喜に成れという命令です。
一蔵と吉之助は慶喜をどんどん追い詰めていきました。
せごどん35話の解説感想・・薩摩藩と庄内藩
そんな時、江戸で庄内藩が狼藉を働く浪士の巣窟のようになっていた薩摩藩邸を焼き討ちします。
薩摩藩邸では藩士などが亡くなりました。
せごどん35話解説感想・・慎吾
急ぐ吉之助を見て、弟の慎吾は心配になります。
しかし、吉之助は戦争によってすべてを解決する方針でした。
せごどん35話の解説感想・・戦争を急ぐ吉之助の本心
龍馬の平和論と違い、吉之助は戦争による解決を進めます。
吉之助は龍馬とは違い、藩の代表の一人として、幕府勢力が残る限り前には進めないと判断していました。
また、ナポレオンやジョージワシントンなど、戦争革命家を尊敬する吉之助。
そんな吉之助にとっては戦争による革命が後の日本を前進させると考えました。
戦争によって、多くの人がぶつかり、疲れ果ててやっと新しい国ができるというのが吉之助の方針でした。
せごどん35話の解説感想・・戦争を急ぐ吉之助の本心でした。