地域活性局

藤丸正明

戦国時代の地域性と戦国大名

大河ドラマを待ちわびている今日この頃です。

ブログの名前は地域活性化のヒントと銘打っています。

日本全国を回りながら活性化のヒントを探すためのブログです。

今回は戦国時代の地域性と戦国大名を紹介します。

2016-04-14 15.01.01

兵力が同じでも片方が圧勝する不思議

戦国時代、兵力が同数での戦いでも片方が圧勝するというようなことがありました。

それは戦略・戦術などの影響もあります。

が、その一方で、この時代、既に地域性があったといわれています。

戦争に強い時期・弱い時期があったようです。

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戦国時代は鉄の生産量と関係がある

室町末期ごろから外国人による新たな精錬技術がもたらされました。

それにより鉄の生産量が上がります。

鉄の生産量が上がれば、農機具が増え、農業生産力があがります。

農業生産力があがれば、農家の子供が増えます。

日本の農家は原則、長男が相続するようにしていたようですね。

 

今でも大農業地帯に行くと聞く‘たわけ’の語源

農家の財産である農地を子供に平等に分けることを「たわけ」といいました。

名古屋では今でも‘たわけ’と人を叱る時に使う地域もあります。

つまり、次男以下は出稼ぎに行く必要がでてきます。

出稼ぎに行かずに家に居座ると、家自体の稼ぎが減ってしまいます。

そこで登場するのが戦国大名になります。

 

戦国大名は戦争のために臨時労働者を欲していた

戦国大名は自身の領土を広げるために戦闘労働者を欲します。

そこに農家の次男以下が出稼ぎに行くんですね。

この出稼ぎは基本的に農閑期に限られます。

農繁期には畑仕事が忙しい為、戦争はできません。

なので、戦国大名は農繁期に戦争をすることは珍しかったといわれています。

(この時期に戦争を行う場合には敵地で稲刈りをして相手を挑発していました。青田刈りといいます。)

そんな条件の中で戦国大名は戦争を行い、領土を拡張していきます。

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戦国時代の始まりは伊勢新九郎長氏・のちの北条早雲

さて、戦国時代は伊勢新九郎長氏という人の登場で始まったといわれています。

後の北条早雲です。

作家の司馬遼太郎さんは「箱根の坂」という題で北条早雲を書いています。

北条早雲は北条領内の租税を安くしたといわれています。

それまでの時代の税金からいうと画期的でした。

また北条領内における法律‘分国法’を成立させました。

このように戦国大名は領内にそれまでにはなかった施策をうって独自性を作り上げました。

戦国大名は地域性を作っていった部分があったといえるでしょう。

 

農業の発達した地域と商業が発達した地域

農業の発達に伴い、商業的な発達が爆発的に進みます。

物資の集積地となっていった近畿や愛知西部(尾張)では商業力があがると共に、人口が増加しました。

その一方で、商業的視点で物事を考える人が増えていきました。

信長や秀吉もその地域の空気の中で育ったでしょう。

織田信長が台頭した1570年代にはどうやら地域性があるということがわかってきたようです。

 

兵隊の強かった地域

簡単にいうと、新潟(越後)・山梨(甲斐)・鹿児島西部(薩摩)・高知(土佐)の兵隊は強い。

新潟や山梨は純然たる農業地域であり、戦争には家族で出掛けて行ったそうです。

子は親の屍を越えて闘うといわれていました。

また、辺境の人間は剽悍で強いといわれたそうです。

 

商業が発達した地域は・・・

一方で、近畿や信長の地盤だった愛知西部(尾張)の兵隊の弱さは際立っていました。

これは商業的発達によるものが多いといわれています。

商業は計算が必要です。

それが戦争の場合は、いざというときに踏ん張らずに見切りをつけるのでしょうか。

信長はその弱点を有能な指揮官の育成と、相手の何倍もの兵隊を集めることで補いました。

 

地域性で兵隊の強弱をつけていたゲームがあった

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過去の某歴史ゲームには、地域により兵隊の強弱を数値化しているものがありました。

そのゲームでは普通の地域の士気は50、強いと呼ばれる地域の士気は100となっていました。

参考にその数値を紹介します。(旧分国で紹介します)

士気 100 ・・・・ 薩摩・大隅
士気  90 ・・・・ 蝦夷(青森) 北信濃 越後 肥後 土佐 

ちなみに近畿では丹波と北近江が最も士気が高く70 奈良は60です。

ゲーム上では、例えば土佐(高知)が士気90で隣の伊予(愛媛)は50なんですね。

関東・東北と九州が基本的に数値が高く、関西・東海は低い設定でした。

時代が過ぎ去った今、義務教育等で全国平均的になっている日本にもそんな時代があったようです。

戦国時代と地域性について書きました。

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