比叡山延暦寺根本中堂内陣の不滅の法灯と焼き討ちの歴史観光

地域 滋賀

比叡山延暦寺。

国家プロジェクトとして中国から仏教資料等写し持ち帰った最澄。

資料の解釈や解説を行い続けることで国を守る日本仏教の確立を目指しました。

その伝える姿勢は清和天皇に高く評価され、「傳教大師」の諡号を送られました。

比叡山延暦寺根本中堂内陣の不滅の法灯と焼き討ちなどの歴史観光について紹介します。

 

最澄と伝教大師と比叡山延暦寺

最澄は滋賀県大津市坂本の生まれです。

最澄は22歳で後の比叡山延暦寺根本中堂となる一条止観院を建立します。

最澄は中国への官費留学生となり多くの資料を持ち帰ります。

帰国して逝去するまでの20年間、最澄は持ち帰った資料の意訳や解説に邁進しました。

都を作った朝廷はその運営に四苦八苦します。

この時代、日本は先進的な中国の国家運営を学ぼうと必死でした。

日本きっての秀才たちが海を渡ったのはそれが理由でした。

最澄だけでなく、空海も中国へ留学します。

 

最澄と空海の違いとは

最澄は生まれた滋賀の地(比叡山)で生涯の多くを過ごします。

最澄は天皇・貴族独占の仏教ではない形を模索していきます。

最澄は徹頭徹尾、学究肌ですね。

その最澄に対して空海は全く真逆の印象を持ちます。

 

最澄と空海の違い・・・満濃池を例に

 

空海は香川生まれ、和歌山に高野山金剛峰寺を作り、四国に真言宗を広めます。

香川の満濃池の作り方も政治的な動きがありました。

空海の作った満濃池の界隈はもともと空海の実家の佐伯家の領地でした。

実家の人は建築技術を持つ空海に池の修復を頼みます。

それに対して空海はわざわざ朝廷の仕事になるように周旋します。

その結果、国費を持って佐伯氏の領地を守る土木事業を行いました。

何か現代政治にも通じるような雰囲気がありますね・・・。

空海はこのように庶民に触れることに重点があったのかもしれません。

空海は広く民衆の役に立つ事業を行いながら仏教を広めます。

最澄と空海の違いは性格的なことやその立場・考えの違いだったのでしょう。

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比叡山延暦寺根本中堂内陣の不滅の法灯

比叡山延暦寺根本中堂の内陣には不滅法灯と呼ばれる火があります。

788年、最澄が根本中堂の前身である一条止観院を建立した時から残る法灯です。

国家鎮護や仏教隆盛を願って点された延暦寺の不滅の法灯。

比叡山の心臓ともいえる不滅の法灯。

この法灯をともし続けるために苦労と努力がありました。

 

延暦寺の不滅の法灯と織田信長による焼き討ち

比叡山延暦寺は何度も焼き討ちに遭っています。

理由としては、延暦寺自体が大きな勢力だったこと。

そして、京の喉元ともいえる立地。

戦国初期、京の高利貸しのほとんどが比叡山の資金をもとに運営されていたそうです。

そんな巨大組織を除くことが時の権力者の課題でした。

延暦寺を焼き討ちしたのは著名な人物では織田信長ですね。

実は比叡山延暦寺の焼き討ちはわかっているだけでも3回あります。

足利義教や細川政元も延暦寺を焼き討ちしています。

織田信長の延暦寺焼き討ちが最も著名です。

しかし、延暦寺はその前の細川政元の焼き討ちの後に多くの堂宇は無人になったといわれています。

この3度の延暦寺焼き討ちの際も根本中堂の不滅の法灯生き残ります。

間一髪で持ち出されたり、一度分けた火が戻るなどして今に灯されています。

 

比叡山延暦寺の歴史と観光について

比叡山延暦寺とは奈良時代の仏教の反省を活かした仏教の大学です。

延暦寺はその歴史の中で法然・親鸞・日蓮などを輩出しています。

比叡山を観光すると法然や日蓮の修業場等が残っています。

そこに比叡山の歴史観光の魅力を私は感じます。

 

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比叡山延暦寺根本中堂内陣の拝観

奈良時代の仏教は大きな仏様を下から眺めるスタイルですね。

それに対して、比叡山延暦寺の根本中堂内陣は仏様のお顔と向き合うように作られています。

つまり、根本中堂内陣では仏様と拝観者(仏様に祈りをする人)が同視線になります。

これも比叡山延暦寺の歴史観光の魅力だと思います。

奈良時代の仏教の課題は貴族の為の仏教を超えることができなかったことだと言われています。

それに対して延暦寺根本中堂は最澄の意思によってより大衆と向き合える仏教を目指しました。

また、もう一つ延暦寺根本中堂内陣には比叡山の歴史の根本となる扁額があります。

根本中堂内陣で仏様を拝む前に上を見上げてください。

そこに「傳教」という扁額がかかっています。

この扁額は昭和天皇の御宸筆です。

最澄が国費で留学した際の使命、伝え、教えるの言葉が「傳教」となっています。

比叡山延暦寺の歴史観光の神髄は根本中堂内陣の仏様と扁額です。

比叡山延暦寺根本中堂の拝観をおすすめします。

 

つらつらと書きました。

比叡山の魅力は歴史好きにはたまらない世界観があります。

比叡山延暦寺根本中堂内陣の不滅の法灯と焼き討ちの歴史観光を紹介しました。

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