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奈良市長仲川げん氏の12年を語る・珠光茶会への道のり

奈良

奈良市長仲川げん氏の12年を語る・珠光茶会への道のり

奈良市長仲川げん氏の12年を語る。
第17回目まできました。
今回は、私も深く携わった珠光茶会について紹介します。

 

 

企画までの道のり

私はならまちに学生の時に観光案内所を立ち上げて経営しています。
今ではスタッフもいますが、当時は自分も受付で案内をしていました。
ならまち界隈の商店から広告を集め、案内所で紹介する。

受付での案内は基本的に来た人に町を紹介する仕事です。
そうすると、春と秋で客層が違うことがわかりました。

春は奈良公園のファミリー客。
秋は正倉院展の奈良への知的欲求が深い客層。

春と秋の違う客層に町の商店は対応しなければなりません。

ファミリーが買っていけるお土産
奈良への知的欲求を満たせる伝統工芸品

これを同じ店舗で売らなければ、シーズンを通した商売が成り立ちません。

そこで、春と秋の客層の違いを統一する手段を考えました。
春よりも秋の方が客層が良いので秋の客層に合わせた企画が必要であると。
また時期はオフシーズンの冬がいいだろうと。

そんな時、近所で行われているお茶会にお誘いいただき参加しました。
普段、観光客が来ると渋滞で困ると言っていた先生が人を招いて楽しまれています。

お茶会は茶道関係者が主催します。
お茶会は地域の伝統工芸品を使用し、地元の食材を使用した料理でおもてなしします。
また、お茶会は早朝より行います。
遠くからの来訪の場合は前日に宿泊し、当日朝に着物に着替えて参列します。

また、茶礼の祖と言われている村田珠光は奈良出身です。
歴史を紐解いて大茶会を行えば人が来るのではないか。
これが始まりでした。2010年7月。

企画の発表

2012年2月13日。
奈良ロイヤルホテルで創業5周年記念式典を開催しました。
ならまちの住民の方、商店の方140名程が集まってくださいました。

過去の業績と今後の目標を発表します。
そこで奈良で大茶会を行いたいと発表しました。

記念講演は京都仏教会会長の有馬賴底師。
流儀を問わない茶会を京都・東京で開催し、当時、茶の湯の世界の時の人の1人でした。
奈良の寺院に顔が効き、全国の茶道関係者に顔が効く。

この事業顧問にうってつけの方でした。

私は元々この方を本やテレビで知っていました。
そこで勇気を出して手紙を書き、会いに行きました。
企画を説明し、協力をお願いしたところ、その場で快諾してくださいました。

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企画の修正と奈良市の参画

元々の企画は、ならまち全体を利用しての茶道と工藝の芸術祭という名前でした。
しかし、どこの流儀とやるか、どこの寺社とやるかいう部分に課題が残りました。
いっそのこと奈良の大寺院・多くの流儀の参加の一大大茶会にしようと有馬師から提案をいただきました。
そしてならまち部分だけ、自社での開催にすればよいのではないかとなりました。
そして、大社寺・多くの流儀の茶会は奈良市に参加を取り付けることになりました。

奈良市観光経済部観光戦略課に企画書を提出します。
それが2012年11月ぐらいだったと思います。
そして2013年の予算案に入りました。

奈良市長仲川げん氏の12年を語る・珠光茶会への道のりを書きました。

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