奈良市長仲川げん氏の12年を語る。
第25回目となりました。
もう少しお付き合いください。
奈良市長仲川げん氏の12年を語る・東アジア交流都市事業2016奈良の謎を紹介します。
民主党鳩山氏の置き土産を手に入れた仲川げん奈良市長
民主党の風に乗って当選した奈良市長仲川げん氏。
一方の民主党は2012年末には政権を手放し下野しました。
そして、4年後、鳩山政権の置き土産が仲川げん氏の元に届きます。
東アジア交流都市事業の予算は3億円
鳩山氏は米国よりの自民党に対して東アジアよりの姿勢でした。
そんな鳩山氏が考えた事業は日本・韓国・中国が文化で交流する事業です。
そして2016年に奈良市で開催されることになりました。
その予算額はなんと3億円。
奈良市レベルの行政が一度に使用する予算ではありません。
そこで私は市長に提案しました。
現在奈良市が抱えている事業を東アジアに(つまりインバウンド)対応できる事業に展開するのはどうかと提案しました。
その当時、奈良市が関わっている催事で関係しそうな催事が主に3つありました。
奈良燈火会・珠光茶会・なら国際映画祭
この3事業を例えば1億円ずつ予算を増加させ、東アジアに開かれた事業にすればどうなのか。
市長は「少し考えるわ」と言ってその話題から離れました。
市長は東京人がお好き
市長は奈良の人材を使うのを嫌がります。
なので奈良の人材は基本は無給でボランティアで奉仕することになります。
一方で、都会の著名な人にはホイホイとお金を積むと評判です。
この事業の総監督には6000万円の監督料が支払われたとある方が言っていました。
東アジア交流都市事業のその後
私は良く知りませんが、北川フラムという方をプロデューサーに東アジア交流都市事業は開始されます。
市長は奈良であるもので組み立てず、すべて外部に委託して予算を使い切りました。
それは奈良の為になったのか。
ちなみに、北川フラムという方は著名な方とのことですが、奈良での事業はプロフィールに書いていないらしいですね。
仲川市長は「奈良で現代アートのイベントをすることの意義を北川さんが熱弁してみんなを納得させた」
そう誇らしげにかたっていました。
それが私が市長にあった最後の日の話でした。
国の予算だから議会の目があまり向かないという事情はあるでしょう。
しかし、予算を切り詰めても催事を続けている奈良の人の背中を押すようなことは考えなかったのか。
今、ならまちセンターの前に行くと、東アジア交流都市事業の現代アートが放置されています。
この事業が奈良の為になったのか、甚だ疑問で謎が残ります。
奈良市長仲川げん氏の12年を語る・東アジア交流都市事業2016奈良の謎を紹介しました。
次回は第26回目です。
きらっと奈良と起業家支援の謎を紹介します。