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高校の同級生の才能の豊かなアパトミ君

プライベート 太宰府

これは私が高校生の時の話です。
当時、私は実家の近所の私立の高校に通っていました。
近隣には名の響いたやんちゃな高校が多く、文化祭すらやらない学校に通っていました。
高校2年生の時に、一緒のクラスだった友人の話です。
私にとって彼は才能の宝庫のように見えました。

シャツの牡丹を開けすぎているアパトミ君

高校2年生のクラスになり、不思議な男に出会います。
毎回、シャツの牡丹を開けすぎていて先生に毎日のように注意される男です。
その名はアパトミ。
外見は不良のようなチャラ男。髪は短髪で前髪を立てています。
今思うと、リップスライムのイルマリを格好悪くして体型を薄くしたような男でした。

ベンツのエンブレムを学校に持ってきた

粋がっている17歳。高校2年生。
彼はまさにその雰囲気。
ある日、彼は学校に遅刻してきました。
そして、なぜか、ベンツのエンブレムを持ってきていました。

「兄ちゃんの友達に蹴られて切れて、取ってきた」 そーです。

兄ちゃんの友達の車はどうなっていたのか・・。

ちょうど、学校にベンツのベルトをしてくる友人がいました。
その友人は個性が強いわけではなく、学校指定のベルトを亡くして代用していました。

そんなことも重なり、アパトミ君は、クラスの話題の中心になりました。

チーム「ハイソックス」

高校の体育は雨が降ればバレー・天気の良い時は外でサッカー。
そんなことばっかりだった記憶があります。

そんな体育の授業で、いつも仲の良い6人で、バレーのチームを作っていました。
八百屋の息子F、印刷会社のサラリーマンの息子のI、公務員の息子のY君、
そして、和菓子屋の息子の私と、正体不明のアパトミ君。

当時、校則で靴下は全員が白。
でも、一番上まで上げるのは格好悪いという風潮がありました。

そんな中、Iが、靴下を一番上まで上げて、ハイソックスとチーム名を付けました。
それをアパトミ君がとても気に入ったことで、彼はそれ以降ずっと上にあげていました。
全員が靴下を上にあげたことで、妙にチーム力が付き、バレーは強かったのを覚えています。

アパトミと言われた彼の課題

アパとは、福岡だけの言葉なのか知りませんが、嘘とか法螺吹きのようなニュアンスです。
アパトミ君は、物事の着想が豊かで、そして兄の影響か経験も不思議に豊富でした。
しかし、それをうまく言語化することが苦手のようでした。
なので、いつもまたあいつは法螺を吹いているというような言われ方でした。

しかし、妙に愛嬌もあり、関西でいえばボケと突っ込みのボケというような感じでした。
何かあるたびに、みんなが注目して笑って終わる。
彼の存在はクラスを明るくしていたのを覚えています。

今、40歳になって思い出してみると、彼は着想と企画に優れていたように思います。
人間とは、自分の才能のどのように社会で発揮する環境を持つかが重要な気がします。
高校の時の彼は説得力のない話の連続でした。

ただ、今、いろんな企画を彼にさせるとみんなが注目するようなことができるような気がします。
いま、何をしているのだろうか。

思い出したので、備忘録で書き留めておきます。

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