2016年7月31日。
京都愛宕山には千日参りで多くの人が押し寄せました。
千日参りは7月31日から8月1日未明にかけてお参りすることをいいます。
京都愛宕山神社に炎上防止のお札をいただきに千日参り登山をしました。
京都愛宕山のお札「火廼要慎」は火事除けのお札
この日にお参りすると1000日分の功徳があるといわれています。
そして愛宕山に詣でて「火廼要鎮」のお札をいただきます。
京都の日本料理店のカウンターに「阿多古祀符火廼要鎮」と書いてあるお札が貼ってあります。
そのお札は京都愛宕山の愛宕神社のお札です。
このお札を見ると、日本の習慣・文化の継続性を感じます。
愛宕山は竈(かまど)の神様です。
火事除けのために多くの日本料理店がお札にしています。
現代的に言えば、炎上防止の神様ですね 笑
京都愛宕山は明智光秀縁の神社でおみくじがその縁
6月、京都のお世話になっているある方とある人物の話をしていました。
明智光秀。
そうです。彼は6月13日に死去しています。
明智光秀の死去の日の次の日にその方にお会いしました。
そこで色々因縁もあり、話が盛り上がりました。
すると、半月後に、お誘いをいただきました。
「愛宕山に登りますが行きませんか」と。
京都愛宕山に本能寺の変を起こす前に登った明智光秀。
そこで有名な歌を歌っています。
「ときはいま あめがしたしる さつきかな」。
この言葉には強烈な意味があります。
「とき(土岐氏・・光秀の一族)は今、あめがしたしる(天下を取る)、さつきかな(五月)」
明智光秀は5月末に愛宕山登山をして決意していたようです。
そして愛宕山でくじを引いたそうです。
3回とも大凶だったという説があります。
愛宕山のおみくじは日本の歴史を揺るがしたと言えるかもしれません。
明智光秀ファンの私。
やはりくじも引きたいということで登山に参加させていただきました。
そして愛宕山登山に向かいました。
愛宕山の千日参りは7月31日
7月31日、愛宕山は千日参りの日です。
愛宕神社にお札を買いに多くの人が押し寄せます。
京都の清滝からの登山です。
愛宕山の標高は900メートルを超え、登山距離は約4キロ。
単純に考えると5メートルに1メートル標高が上がります。
まあ、急峻なんです・・・。
途中、何か所も休憩所があります。
お年寄りの姿も見かけました。
昭和58年生まれの自分が苦行に感じました。
しかし、ご高齢の方の頑張りに励まされました。
そんな愛宕山の千日参りではある風習があります。
京都愛宕山登山の掛詞は「おのぼりやす」と「おくだりやす」
登山道では登山者と下山者がすれ違います。
そのたびに掛詞があります。
登山者は下山者に「おくだりやす」と声掛けします。
下山者は登山者に「おのぼりやす」と声掛けします。
京都人ではない私。
あまりぎこちなかったと思います。
しかし、苦行はそれを超越させます。
下山者になった時ははんなりと
「おのぼりやすー」 と 笑
途中何か所か門があります。
ついたー と思いながらも本殿は見えません・・・。
愛宕山の頂上は夢のような明るい雰囲気と祭りの余韻が漂う
そしてやっと煌々と輝く本社を発見するのです。
本殿では多くの提灯がお出迎えしてくださいます。
本殿ではまさに神官が神様にお祈りをする時でした。
奥宮には多くの神様がお祀りされていました。
行きにペットボトルを2本持ちました。
しかし、登山の3分の2ぐらいの場所で飲み干してしまいました。
しかし、頂上ではジュースが販売されていました。
頂上ではお誘いくださった方から抹茶を振る舞っていただきました。
身体は汗だらけで冷たい飲み物がほしい私。
しかし、また、抹茶がとても美味しいんです。
続けて2杯いただきました。
愛宕山登山では行きも帰りも、京都の夜景が見えます。
これがまたとても素敵なんです。
7月31日21時にスタートしました。
帰りは8月1日3時半でした。
愛宕神社のおみくじをひいてみた
さて、冒頭の明智光秀の話。
私もおみくじを引きました。
結果は・・・
愛宕神社のおみくじはちょっと手ごわい感じでした。
できれば大吉か明智光秀にあやかって大凶でもよかったですが・・。
愛宕山登山の注意点
愛宕山登山の注意点を書いておきます。
1.登山道は急峻な山道
2.登山道の下りの最後の500mは舗装された下りにくい道
3.登山道は途中がけ崩れのような箇所もある
4.水分補給は非常に重要
5.着替えは2パターンはあった方がよい
6.休憩はこまめに
7.お札はたくさん買って配ると喜ばれる
8.本殿と別に奥宮まである
こんなところかなと思います。
歴史のある京都の町。
信仰が風習として残る愛宕山と愛宕神社。
ちなみに、少しスピリチュアルなことを・・・。
下山後、睡眠前に過去のことが浮かんでは弾けていきました。
とても不思議な体験でした。
この愛宕山登山は非常に厳しいです。
なので、こんな厳しい登山をした後には過去のことは吹き飛ぶ気がしました。
夏の夜に愛宕参り。千日参りで厄落とし。
とても素敵な風習だなと思いました。
また3年後もチャレンジしたいと思います。
とりあえず、今回の画像をいろいろと動画にまとめてみました。
その2 今度は動画を一つにまとめてみました。
素人の会心の作です・・。
今回、久しぶりの投稿になりました。
編集に大きく手間取ったので、投稿が遅くなりました。
京都愛宕山の神社に炎上防止のお札をいただきに千日参り登山にいきました。
京都観光の穴場スポットは六道・貴船鞍馬・愛宕・西陣