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岡山を地図で考える・・岡山の歴史観光・吉井川流域の話

地域 岡山

中国地方の岡山県。
岡山県はフルーツ王国ですね。
古代から歴史の重要な勢力や思想家が輩出されている地域です。
そんな岡山は地図で地理的な事情を見ると非常にわかりやすい条件を持った地域です。

地図で考える岡山の歴史観光・吉井川流域の歴史を紹介します。

岡山の地図から見える川と周辺地域の歴史

岡山県を地図で見てみます。
岡山県は北に中国山地を持ち、南に瀬戸内海を有します。
川は北から南へ流れます。
物資はその川を伝って山から海へ流れ、そして海を使って地域の外の運び出されます。
人口もそうで、南に行くにつれて人口が増えていきます。

私はこのようなわかりやすい地理的事情が地域の発展と関係があると思います。

岡山を潤す素晴らしい3つの河川・吉井川・旭川・高梁川

岡山県は3つの大きな川が流れています。
東から吉井川・旭川・高梁川です。
岡山はこの3つの川の発展と共に歴史があると断言できます。

3つの河川の面積を紹介します。

吉井川 長さ 133km(27位)  面積2110㎢(30位)
旭川  長さ 142km(22位)    面積1810㎢(37位)
高梁川 長さ 111km(44位)       面積2670㎢(23位)

都道府県で長さが100kmを超える一級河川を3本持っているのは北海道と岡山だけです。
高梁川に関しては上流が広島県ですが、その面積の90%程度は岡山県です。

岡山県はこの河川と共に発達した歴史を持っています。

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岡山の歴史観光・・吉井川と周辺地域の歴史

吉井川は全長133km 全国27位の長さを誇ります。

吉井川は製鉄の歴史と共にあった河川です。
中国山地の山中から砂鉄を運び、長船で刀剣にし、福岡村から吉井川を使って全国に流通させます。
長船の刀剣は全国屈指の質を誇ります。

知人が南北朝期の長船の刀を持っていたので拝見させていただきました。

岡山は鉄の質が良かったそうですね。
しかし、室町末期に大洪水に見舞われて多くの職人がなくなったそうです。

刀剣はあまり詳しくないので、今後勉強しようと思います。

吉井川は産地から取れた原材料の砂鉄を使い、流域で刀剣を製造しました。
そして、その刀剣は福岡村から吉井川を利用して港に運ばれます。

吉井川流域最大の商都西大寺の町

福岡村から南へ8キロほど川下へ進んだところに西大寺という町があります。
こちらは犀大寺という真言宗の寺院の門前町として発展した町です。
また、金岡湊と呼ばれ、貿易港としての発展もありました。
西大寺は裸祭りで有名な寺院です。

中世、寺院の全盛期だった日本社会では、この刀剣も寺院の発展に寄与したでしょう。
吉井川の上流の砂鉄が、流域で刀剣となり、西大寺の港から全国へ発送されます。

また、江戸期の大坂と蝦夷を繋ぐ北前船の航路では中継地点の一つとして栄えました。
北前船は実は昭和の初めまで動いていたといわれています。
江戸期、岡山の城下町では西大寺に活気を奪われると嘆いていたそうです。

今、西大寺の旧市街を歩くと、その殷賑な町の雰囲気を感じることができます。

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まとめ・・

岡山を地図で見ると、山・川・平野・海と綺麗にまとまっています。
また、岡山は晴れの国という名前の通り晴れの日の多い地域です。

今回は吉井川を中心に岡山を紹介してみました。
高梁川・旭川流域の歴史も紹介したいと思っています。

そして、この地域にはワクワクするような人間ドラマが歴史の中で繰り広げられています。
鬼の伝説・吉備の国・宗教家・宇喜多親子の戦国時代・池田家の干拓事業等。

それをこれから少しずつ紹介していきたいと思います。

岡山を地図で紹介しました。

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