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奈良市長仲川げん氏の12年を語る・なら国際映画祭に市長が与えた苦難

奈良

奈良市長仲川げんの12年を語る。
第21回目となりました。

今回は、市長の失政によって大損害を被ったなら国際映画祭を紹介します。
奈良市長仲川げん氏の12年を語る・市長が与えたなら国際映画祭の苦難を紹介します。

日本人の心のふるさと奈良の風景を世界へ

日本の歴史の始まりの地奈良。
そこには日本で最も豊かな歴史文化や風景が存在します。
田園地域は里山を大事にし、吉野では林業による山との共生があります。
東部では茶畑と人の生業が風景となり、奈良公園には人と鹿の共生があります。

奈良の風景は自然だけでない、都市部にありがちな人だけではない、その両方が共生する美しさがあります。
奈良は、自然と人が違和感なく生活できる世界観を持っています。

そんな奈良の自然と人の風景を映画に載せて発信するのがなら国際映画祭です。

人の思いの詰まったなら国際映画祭

なら国際映画祭で中心を担ってきたのがホテルOのN氏です。
N氏は元々劇場・映画館を商う家に生まれます。
かつて一世を風靡した映画館も、今では奈良市内にはなくなってしまっています。
映像はいつの時代も人の考えさせ、希望を持たせ、明日を生きるヒントをくれます。
N氏は並々ならぬ思いで、この事業を始めたでしょう。

奈良市も2012年よりその事業に予算を出す形で協力していました。
映画の統括は河瀨直美さんです。
市長は河瀨さんと肩を並べるこの事業に非常に満足していました。

市長の失政がなら国際映画祭の予算を吹き飛ばす

しかし、2016年の映画祭の補助金はゼロになります。
これは火葬場の件の紛糾と共に、実は市長のやり方への議員の強い反感がありました。

市長は予算の内容を事前に議員に説明せずに、膨大な予算案の中に隠してしまいます。
それが見つからなければ、予算は通ります。
議員からすると、聞いていないこと・把握していないことが後で明るみに出ます。
また、予算案の開示から議会までの時間もギリギリに設定します。
議員側からすると、読む時間も審議する時間もないに等しいんですね。
こんなことを市長がするのには理由があります。
自分のやりたい事業が議会に説明できず予算否決されてきた苦い過去です。

普通の人ならば説明できるように努力します。
しかし、この市長はなぜか逃げ切ろうとばかりするんですね。
結局、その隠そうとした予算の大きなものがなら映画祭であったため、議会側はその案を否決しました。

反対議員のせいにした市長

市長はそれに対して、反対した議員たちが悪いと論陣を張ります。
しかしそんなことをしても予算が再び通ることはありません。

なら国際映画祭スタッフの奮闘

飛んでしまった予算額は1260万円。
9月開催の半年前に予算が3分1なくなってしまいます。
地獄ですね・・。

しかし、そこで河瀨氏を中心に関係者が奮闘します。
なんと寄付等ですべてを埋めてしまいました。

なら国際映画祭2016の当日の話

3分1の予算を吹き飛ばした仲川市長。
しかし、本人は議員が悪いと自分のことは棚に上げます。
一方で、映画祭側では来賓に呼ぶかも含めて悩んだそうです。

そして当日は来賓席ではなく一般席に座っていたそうです。
まあ、そうなるのが妥当ですね。

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仲川市長の特徴は巧妙な摩り替え倫理観の欠如

仲川げん氏の特徴は巧妙な摩り替えと言い訳です。
なら国際映画祭の予算が飛んだのは反対派の議員が原因ではありません。
本人が普段から議会との関係を作ってこなかったことが原因です。

そして、うまく言い訳をして本人は逃げ切ったつもりでしょう。
しかし、関係する多くの人の心の中にそれは必ず残ります。

それが選挙のたびに弱さを露呈する原因になっているでしょう。
政治家は有権者一人ひとりにきちんと向き合わなければなりません。
また、人が集い同じ思いで動いている物事に対しては責任をもって対処するべきでしょう。
そのあたりは幼少期から培ってこなかった倫理観の欠如が影響しているでしょう。

奈良市長仲川げん氏の12年を語る・なら国際映画祭に市長が与えた苦難を紹介しました。

次回22回は花街の復興の挫折について紹介します。

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