地域活性局

藤丸正明

10周年企画「思い出」。奈良の興行師・谷井孝次さんとの思い出


地域活性局創業10周年企画「思い出」。
ここでは谷井孝次さんとの思い出を書いています。

 

谷井さんが教えてくれた奈良の話

谷井さんは私に多くのことを教えてくださいました。

平城遷都1250年祭は地域が一体となって開催したこと。

興行師としての父の話。

映画館の話。

亡くなった妻の話。

谷井さんの奥さんは22日に亡くなられたそうです。
毎月22日は奈良町情報館に高野槙を買いに来てくださっていました。
そして三条通の浄教寺にお参りに行かれます。

奈良町情報館の開館記念日10月5日には毎年ご祝儀を持ってきてくださいました。

興行師にお金を無心する

そんな谷井さんが一度、こんな話をしてくれました。
「お金には困ってないか。いつでも貸すからいいなさい」

これは起業して1年半ほど立った際の話でした。
当時、お金にはとても困っていました。

しかり借りるということは考えていませんでした。
その際につい、それでは貸してくださいと言ってしまいました。
3日後、家にいるから来なさいと言っていただきました。

当日、京終のご自宅に行きました。
谷井さんは僕の軽い言い草にちょっと腹が立っていたようでした。
私の目の前に100万円の束を2枚どんっと置きました。
「何に使うのか言ってみなさい」

私は返答に困ると、谷井さんは
「君は動機が曖昧だからお金は用意したけど貸さない」
といわれてお金を引っ込まれました。

お金のこと、何かずんと心に響きました。

とても良い勉強になりました。

スポンサードリンク

谷井さんと顧問は50年来の知己だった

そんなある日、私の会社の顧問、大辻康夫氏が奈良町情報館にいらっしゃいました。

大辻さんを見て、谷井さんが急に立ち上がりました。
「大辻さんではありませんか」と。

顧問の大辻さんは大学卒業後に東映の営業マンとして奈良と和歌山を回っていました。
そして、谷井さんの家にもよく訪れていたそうです。

これが、なんと約50年ぶりの再会でした。
大辻さんは谷井さんのお父さんに大変可愛がられたそうです。

県内の映画館に営業に行く際も三条通にあった谷井家から通っていたそうです。

大辻さんも良く覚えていらっしゃいました。
「谷井さんの父親はとんでもない男だったよ はっはっは 」と。

谷井さんは1300年祭の前年にお亡くなりになりました。
そして、大辻さんも2015年9月1日に亡くなられました。

 

偶然の連続・・同じ誕生日・同じ次男坊

私は谷井さんと偶然、同じ誕生日でした。

8月26日。

59歳年が離れていました。

谷井さんは亡くなられた後も、私にとても貴重なご縁をくださいました。

それは次のブログで書きます。

 

ご冥福をお祈りするとともに、先代方が創造してきた奈良を現代社会でどうしていくのか。

そんなことを考えながら仕事をしています。

藤丸正明

 

前回のブログ

創業10周年企画「出会い」 奈良の興行師 谷井孝次さん

http://tadaakifujimaru.com/2017/04/13/post-2484/

創業10周年企画。谷井孝次さんと田中昭光さんと有馬賴底さん

http://tadaakifujimaru.com/2017/04/13/post-2493/

 

メールマガジン「奈良・ならまちニュースレター」発行しています
有料メールマガジン「地域活性化のヒント」発行しています

スポンサードリンク

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。