太宰府市長の副市長解任と市議会の市長問責決議と議会解散

太宰府

太宰府市長の問責決議のニュース。

太宰府市長芦刈茂氏は副市長解任に端を発する太宰府市議会の市長不信任決議に対抗して議会を解散しました。

私の地元太宰府市は観光地でもあり人口増加の町です。

問題の所在がどこにあるのか。

一度、外に出てしまった人間ですが、ちょっと考えてみようと思います。

太宰府市長の副市長解任における議会の市長問責決議と議会解散について考えます。

 

問題の根幹は前回の太宰府市長選挙

2015年4月27日の太宰府市長選挙は現職井上保廣氏と太宰府市議会議員の芦刈茂氏の一騎打ち。

国の予算を利用した事業推進で3選を目指した井上保廣氏。

一方の芦刈茂氏は市の推進する体育館建設は税金の無駄遣いと主張。

当日有権者数は56123名、結果は52.92%の投票率。

芦刈氏の得票は14727票 得票率50.67%。

井上氏の得票は14337票 得票率49.33%。

その差はたったの390票。

ここに太宰府市は新市長が誕生することになりましたが・・・。

太宰府市歴代市長の当選にまつわる噂

太宰府市は太宰府天満宮や太宰府政庁跡のある史跡と観光の町です。

そして、近年は人口増加も順調な太宰府市。

この太宰府市は昭和の合併で誕生した町です。

太宰府町と水城村が合併してできた町・太宰府市。

そこにはこんなうわさ話があります。

昭和の合併時の約束?が続いていた太宰府市。

昭和の合併時の太宰府町と水城村にはこんなうわさがあります。

太宰府町と水城村から相互に市長を出す。

それを物語るように芦刈茂氏までは旧太宰府・旧水城が交互に市長を出しています。

誰がどこで誰と決めたのかまったくわかりません。

 

昭和の合併以降の太宰府歴代市長

初代・2代太宰府市長 有吉林之助 旧太宰府町出身 任期1979年4月30日~1987年4月29日。

3代・4代太宰府市長 伊藤善佐  旧水城村出身  任期1987年4月30日~1995年4月29日。

5代・6代・7代太宰府市長 佐藤善郎 旧太宰府町出身 任期1995年4月30日~2007年4月29日。

8代・9代太宰府市長 井上保廣 旧水城村出身 任期2007年4月30日~2015年4月29日。

太宰府の歴代市長を見ると合併時の約束?!通りですね。

この噂をこの当人やその周囲から聞いたことはありませんでした。

話し合いなどではなく、なんとなくそのような気分があったのかもしれないですね。

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2011年の太宰府市長選挙

2011年の太宰府市長選挙では井上氏と高取正臣氏がぶつかりました。

結果は、井上氏の3000票差の15,906票で高取氏を破りました。

2015年の選挙では、この高取氏が芦刈氏の応援を行いました。

2015年太宰府市長選挙での高取氏の逮捕劇

その高取氏は2015年5月12日に福岡県警に逮捕されています。

逮捕理由は有権者を接待し見返りに投票を依頼した公職選挙法違反。

太宰府市の人口は1980年と比べると1.4倍。

太宰府市の人口は平成の大合併時比で1.4倍近く増加しています。

昔から太宰府に住んでいた住民と新興住宅地の住民。

子供は学校では一緒になります。

しかし政治に及ぶと、まだ調和ができていない状況なのでしょうか。

そして、新興住宅街は人口を増やします。

その結果、旧住民の数を上回ったのではないでしょうか。

 

太宰府市長選挙に根強く残る地域出身者意識

井上氏までの歴代市長が太宰府出身者なのに対し、芦刈・高取氏は太宰府出身ではありません。

現代でも域社会ではなお、地域出身者への意識があるのでしょうか。

太宰府の旧市街を歩いていると、やはり地元意識は強いように思います。

同じように新興住宅地の住民は旧市街地は近寄りがたいと感じているようです。

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僅差当選の新人市長はその後の議会対策が難しい

前回の2015年の太宰府市長選挙。

自民党・公明党の推薦を受けた井上氏対新人芦刈氏。

芦刈新市長は太宰府市の改革を掲げ当選します。

芦刈茂太宰府市長公約の公用車の廃止

税金の無駄遣いを徹底的に叫び当選した芦刈太宰府市長。

その目玉公約の一つが市長の公用車の廃止でした。

私は実際に実家に帰った折に太宰府小学校へ徒歩でいく市長を見かけました。

しかし、市長が歩く時間があるのでしょうか。

結局は公用車は使わざるを得ないではないでしょうか。

 

改革派市長の弱点は公約と議会対策

改革派市長は多くの場合公約に財政改革を掲げます。

しかし、中には素人観が否めない公約もあります。

民主党政権時代に流行ったガラス張りの公約や事業仕分け。

しかし現在動いている事業がある以上一定の反発があります。

そして、市長の仕事の一つは議会対策ですね。

しかし、改革派市長は多くの場合手弁当で当選します。

味方議員の擁立までは手が回りません。

結果、多くの議員と対立することが多いようです。

議会との対立を問題とみるか、議論の場とみるかで違うでしょう。

しかし、市長が一人に対して議員は複数ですね。

ここに一つの批判勢力ができあがるでしょう。

 

芦刈茂太宰府市長は元太宰府市議会議員

ここで話を太宰府市に戻します。

今回の事象の奇妙なことは芦刈氏は元太宰府市議会議員だったことです。

議会のことも良くご存知のはずなのです。

しかも、かつての同僚だった議員もいます。

しかし、議会から不信任決議を受けます。

ここで、話を今回の件に戻して考えます。

太宰府市長の副市長解任と太宰府市議会からの問責決議と解散

芦刈太宰府市長は今年の夏に副市長を解任します。

副市長の選任は議会の同意が必要です。しかし解任は市長の専権事項です。

副市長は市長の仕事の補佐をする以上、議会とも関係を持ちます。

副市長は市長と議会の狭間で大変だったでしょう。

そして、副市長解任に太宰府市議会は反発します。

8月31日に出た太宰府市長への市議会からの問責決議

 

8月31日には太宰府市議会から太宰府市長の問責決議が出ました。

この問責決議は全会一致で採択されました。

太宰府市議会の問責決議の全会一致は太宰府市長へ強い警告だったでしょう。

しかし、その後も太宰府市長と太宰府議会は平行線でした。

10月30日太宰府市長の不信任決議は全会一致

今年10月30日の太宰府市議会で市長の不信任決議が採択されます。

それも1人も市長派がいない全会一致です。

芦刈茂太宰府市長は太宰府市議会の解散を宣言

議会に不信任決議をされた市長には議会を解散させる権利があります。

芦刈太宰府市長は太宰府市議会の解散を宣言します。

市議会解散による太宰府市議会議員選挙は12月

芦刈太宰府市長による太宰府市議会解散。

太宰府市議会の再選挙は12月です。

この選挙後の議会で再び市長の不信任決議が採択されれば市長は失職します。

もし、そうなった場合に、芦刈茂氏は市長選挙に立候補するということです。

全国の観光・まちづくりに関わる太宰府出身者としての意見

地域を活性化させるための「地方創生」予算がある今。

行政と議会が対立していると、地方創生という段階ではなくなります。

今回の議会で決めておかないといけなかったこともすべて流れているでしょう。

観光・まちづくりを仕事にしている私から見ると、危機的状況です。

全国的な潮流からいうと、また改革を唱える人が出てくるでしょう。

しかし、私は市長が交代するのであれば、安定志向の人を求めるべきだと思います。

安定志向のあるバランス力の良い人が市長になること。

それこそが、不安な行政経営を立て直し、何周遅れながらも地方創生へ向かうことができるでしょう。

 

太宰府市長の副市長解任と太宰府市議会の問責決議と解散について書きました。

太宰府の観光と町の課題

 

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