徳川信康と瀬名(築山殿)の死。
その死を乗り越えるべく徳川家は団結します。
そして徳川は準備万端整え、武田の遠江の拠点高天神城を攻撃します。
おんな城主直虎47話の解説と感想・・・信長滅亡の予兆を紹介します。
おんな城主直虎47話・・高天神城とは
高天神城は遠江の武田氏の最前線拠点です。
標高200メートルの小山ですが、急峻な斜面と効果的な設計で敵を悩ませます。
長年、武田と徳川のしのぎを削った城で、改良が進んだお城でした。
武田は最前線に援助を続けていました。
おんな城主直虎47話・・徳川家康による高天神城攻略
徳川軍は足掛け4年攻城していました。
徳川家康は高天神城を攻略では敵味方共に損害を少なくしたいと万千代に伝えます。
その方針は直虎も聞き安堵します。
徳川は鹿垣を作って攻囲し、兵糧攻めにします。
そんな時、徳川へ高天神城からの降伏の使者が来ます。
しかし、ほぼ同時に織田からの使者が来ました。
信長からの指令は高天神城の降伏は許すなと。
おんな城主直虎47話の感想と解説・・局地的な感覚の徳川家康と大局的な織田信長
ここに徳川と織田の戦略の違いが出ます。
徳川は家臣団の強化のために相手も吸収したかった。
信長は武田勝頼が味方を見殺しにしたという結果が欲しいと考えていました。
家康は信長の意向を汲み、降伏は許さず、武田を皆殺しにしました。
おんな城主直虎47話の感想と解説・・限界を超えてしまった武田勝頼
武田勝頼は高天神城に援軍に行けませんでした。
武田勝頼は上杉と同盟をしてしまい、その裏側で北条と敵対してしまいます。
武田が織田徳川との戦いに専念できた理由は東の抑えに北条がいたからです。
しかし、それを武田勝頼は武田信玄の遺言もあり、破ってしまいます。
その結果、武田はほぼ四面楚歌となります。
また、勝頼は高天神城の支援に行くと、織田信長も出てくるかもしれないことを恐れていました。
ここで一つの考えがあります。
武田勝頼ではなくても、他の家臣を派遣することもできたでしょう。
しかし、長篠の合戦以降、別動隊を担当できる武将が武田にいませんでした。
高天神城落城の結果、武田勝頼から謀反をする人間が一気に増えます。
武田勝頼は助けてくれないという結果は劣勢の武田家家臣には重すぎる事実でした。
武田勝頼についてはこちら
おんな城主直虎47話・・武田滅亡後の論功行賞で徳川は駿河を手に入れる
武田勝頼は滅び、徳川は駿河を手に入れます。
駿河は徳川家康が攻略したので、ある意味当たり前です。
しかし、1562年清州同盟から足掛け20年の同盟です。
その同盟の期間中、徳川は何度も織田の援軍で苦難を舐めます。
その間、織田は尾張の大名から日本最大の勢力までのし上がりました。
しかし、徳川が織田からもらった領地は駿河国1国のみでした。
徳川家康は織田信長の仕打ちに耐えましたが、家来たちはよく思っていませんでした。
次回直虎48話ではそんな徳川家に明智光秀が悪魔のささやきをします。
おんな城主直虎47話の感想・・武田の論功行賞は信長滅亡の予兆だった
織田信長は武田の論功行賞の2カ月後に本能寺の変で死にます。
この後、あっという間に死んでしまうんですね。
徳川・織田にとって、武田攻略は悲願でした。
その緊張が無くなった瞬間、信長は明智光秀に本能寺で殺されます。
そして、このたった2カ月後の本能寺の変。
武田の領地を貰った武将で本能寺の変後も維持できたのは家康だけでした。
直虎48話は「信長、浜松に来たいってよ」。 です。
明智光秀が徳川家康に信長を殺すことを持ち掛けます。
さて、新説が入ってくるようですね。
直虎48話も楽しみです。
おんな城主直虎47話の感想と解説でした。
信康事件の後も筆頭家老として重用された酒井忠次
おんな城主直虎の感想をまとめました